ああ、しまった…

ああ、しまった…。
なんで、あんなことを
してしまったんだろう…。

普段なら、絶対にしないのに…。

あなたは、そんな失敗を
したことがありますか?

お恥ずかしい話ですが、
私は、何度もあります。

同じ失敗は繰り返さないですが、
似たような失敗は何度もしています。

つい最近も、株式の売買で
大失敗をしてしまいました。

今、退職金の一部を利用して、
株式の運用をしています。

株式の売買では、利益も出ますが、
損失が出る場合もあります。

で、このまま放置すると、
損失が大きくなりそうな時に
損失を最小限でおさえるために
「損切り」というのをします。

今回の大失敗は、その「損切り」の設定を
していなかったということなんです。

損切り設定をしなかった

損切りの設定というのは、
株式の売買を、やり始めた時には、
ものすごく慎重にやっていました。
誰でも、損はしたくないですからね。

「そこまでしなくてもいいのに」
というくらい、丁寧に、慎重に
損切り設定をやってたんです。

それが、たまたまですが、
損切りに引っかからずに、
利益が確定する体験が
数ヶ月の間、少しずつですが
積みあがってきたんです。

いわゆる、成功体験が
積みあがってきたんですね。

成功体験が積みあがってきた…

それで、今回も、
こう思ったわけです。

「別に、損切りの設定を
しなくても
大丈夫だろう。
今までと、それほど
市場の状況も変わっていないし…」

こういうのを、
「うぬぼれ」、「思い上がり」
別の言葉で言えば、
「慎重さを欠いた、雑な行動」
っていうんでしょうね。

今から思えば、
自分が株式の売買を始めた時期と、
株価が上昇していて、
損切りに引っかからずに
利益が確定できる時期が
たまたま、重なっていただけだったんですね。

単純に運が良かっただけなんです。
ビギナーズラックかもしれませんね。

で、そんな軽率で雑な対応を続けている間に
損切りが必要な「厳しい時期」が来てしまった。
そういうことです。

ああ、しまった…

「ああ、しまった…」
本当にそれだけです。
まさに、冒頭の嘆きの言葉、
そのままです。

自分自身、本来の性格は、
慎重で、堅実で、注意深くて
ある意味、臆病でさえあります。

いろいろなことを、恐る恐る
ゆっくりと、時間をかけて
こなしていくタイプだと思っています。

なので、普段は、
そんなに大冒険はせずに
小さく、手堅くやっています。

ただ、「魔が差す」というんでしょうか?

とても調子よくいっているとき、
具体的には、成功体験が続いている時です。

そんな時に限って、
普段の自分であれば、
絶対にやらかさないような
単純なミスを犯してしまいます。

絶対にするはずのないミスをする

今回、やらかしてしまった
株式の売買に限りません。
他のことでも、同じことですね。

これまでの成功確率が
100%だったとしても、
未来の成功確率も100%なのか?
そんなことは誰にもわかりません。

だからこそ、これまで
成功率が100%だったとしても
失敗した時のことを想定して
「失敗したときにどうするか?」
その準備だけはしておく必要がある
ということです。

たとえ連戦連勝でも、
負けた時の対応方法は
事前に考えておく
ということですね。

連戦連勝でも負けの準備はしておく

戦いの歴史においては、
連戦連勝の勇士が、
たった1度の敗戦で
命を落とすなんてこと、
ごく当たり前のことです。

人生をしたたかに
生き抜いていくためには、
「失敗した時にどうするか?」
それを事前に考えておくことが必要です。

万が一失敗したとしても、
死なないで、生き残れるように、
事前に手をうっておくこと、
それが大切なポイントです。

成功するためには、
何度も、何度も、失敗すること
それは、どうしても必要になります。

なので、一度の大失敗で
人生が終了にならないように
そこは事前に考えておかなければなりません。

今回は、それが出来ていませんでした。
なので、失敗してから、
あわてふためいて
考えることになりました。

失敗の準備をしていなかった

ただ、幸いにして、失敗のレベルが
「一発で命を落とす」
というレベルではなかったので、
生き残ることが出来ました。
そこは幸運としかいいようがありません。

結果として、遅まきながら、
事後にはなりましたが、
失敗について
勉強することが出来ました。

このあたりは、
失敗をすることで、
甘い考えを捨てることが出来て、
良かったと思っています。

今回の失敗の経験が、
今後の人生に生きるかどうかは
次に同じような環境になったとき、
自分がどのように対応するかにかかっています。

次に同じことが起きたらどうするか?

もし、次も、
今回と同じことを繰り返すのであれば
自分は、何も成長していないということです。

逆に、最小限の損失で切り抜けることが出来たなら、
今回の失敗で、成長が出来たということです。

ぜひ、次の失敗の時には、
自分の成長が実感できるように
成長していきたいと思います。

それと、今後は、
連戦連勝であっても、
うぬぼれないで、
常に失敗する時のことを想定して
やっていくことにします。

失敗したときの対応の準備を
常に事前にしておくことで、
慌てふためくことなく、
焦らず、丁寧に、堅実に
やっていけるのだろうと思います。

 

ムッシュスカラー

 

PS:おそらく、優秀なアドバイザー、優秀なコーチについていれば、今回のような失敗の前に、事前に教えてくれるんでしょうね。そういう相談相手を持っておくことは大事かもしれませんね。でも、失敗するときは、そういう人のアドバイスを聞かないかもしれませんね…。

PPS:ちなみに、今回の損失は大金ではありましたが、一発で、破産するというような最悪の事態にはいたりませんでした。そこは、事の重大性に気付いた時点で、慌てふためいて緊急で対処したことが、功を奏しました。その結果、何とか最悪の事態は避けられました。でも、事の重大性に気づいた時点で、慌てふためくことをせずに、もっと冷静に対処していれば、もっと少ない損失で切り抜ける方法が実はあったんです。翌日の事後のふりかえりの検証で、それを知ることになりました。「ええっ!こんな方法があったのか!」と唇をかみしめてました。重ね重ね、「ああ、しまった…」でした。。。

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