やりあげること

なんば駅

ひとつひとつやりあげる事
これはやっぱり大切ですね。
全部がやりかけで、
どれも形になっていない
そんなことってないですか?

やりたいことはたくさんある。
それは、とっても良いことです。
でも、実際には考えているだけで
なにひとつ形になっていない。

考えているだけで形になっていない

本で言えば、前書きを
ちょっと読んだだけ。
それが、何冊もある。
そんな感じでしょうか。

なので、ここのところ
私の毎日の目標として、
「やりあげる」
というのを掲げています。

ただ、「やりあげる」といっても
最初から100%のレベルを目指さない
ということも心がけています。
最初に目指すのは60%くらいです。

最初に目指すのは60%くらい

あとからも書きますが、
最初から100%を目指すと
どれもやりあげられない
そういう状態に陥ってしまいます。

なので、ある程度のレベル、
人が評価ができる程度のものを
「とにかく早く出す」
ということを心がけています。

そして、そこから
フィードバックをもらって
改善をして80%、90%に
近づけていくということになります。

フィードバックをもらって改善する

最初から高い完成度を意識すると
それだけで何も出来なくなります。

このぐらいで出すのは恥ずかしい…
もっと完成度をあげないと…
まだまだ勉強しないと…

こういう気持ちって
おそらく誰にでもありますよね。
でも、あまりに、その気持ちが強すぎると、
なにもやりあげることはできません。

普通に、「やりあげる」という言葉を聞くと
何かとんでもなくすごいことを
ものすごく長い時間をかけて、
ものすごく高いレベルで達成する
というニュアンスで考えられがちです。

やりあげるためには完璧をめざさない

でも、実際に多くのことを
やりあげている人は
ひとつひとつのことについて
最初から高いレベルに
到達させようとはしていません。

人が評価できる程度の形にして、
早くに、自分の外に出して
フィードバックをもらって
そして改善していきます。

現実に、世の中で売れている製品でも
そういうものが多いです。

パソコンのOSのWindowsも
最初はWindows95 でしたが、
そこから、98、Me、XP、Vista、7、8、10
と、どんどんバージョンアップしています。

最初から完璧な製品なんてありません

Windows95が出た当初はいろいろと
プログラム上の不具合がありました。
今もありますが、その都度改善しています。
最初から100%の製品なんてありません。

iPhoneなどのApple製品もそうです。
最初はやはり不具合が多かったです。
でも、その不具合を改善するために
何度も何度もバージョンアップしていますよね。

もちろん、そんなに簡単に
バージョンアップできないものもあります。
たとえば、医薬品などは少し特殊ですね。
小さな改善でも、当局の承認が必要です。

また、医薬品の場合、
医療機関、患者さんからの
フィードバックを受けて、
医薬品そのものを改良するというのも
そう簡単にはできません。
当局の承認までに、かなりの時間がかかります。

ただ、それでも、
製品に関係する情報の改善は
どんどんやっていけます。
製品の成分そのものは改善できなくても
市販後に新しい情報を収集して
製品の価値を上げていくことはできます。

市販後の情報が多い医薬品が売れている

具体的なデータまでは確認できませんが
市販後の情報が豊富な医薬品の方が
多く使われているというのは
おそらく間違いないようです。

なので、基本は、早く出す。
つまり、スピードが問題になるわけです。
やりあげるためには、まず早く出す。
極端に言えば、60%でもいいから出す。

いま、そこに、
注力しているところです。

他の人が評価可能な形にして、
出来るだけ早く出すこと、
そしてフィードバックをもらい、
改善していくこと。

この、出来るだけ早くだして、
フィードバックをもらって
改善しながらやりあげていく
という基本形は、これからも
ずっと意識していこうと思います。

これは、おそらく、
すべての仕事術の基本なんだろうと思います。

すべての仕事術の基本

ちなみに、改善していく途中で、
これはやめた方が良い
それがわかれば、それはそこで中止です。
それだけみれば、やりあげられなかった
ということになります。

でも、実際には、
そこまでの改善の過程で
たくさん得られたものがあります。

それに、何より、
それは中止すべきであるということが
早くにわかったというのは
本当に大きな成果ですよね。

100%にしてからとか考えていると
中止の判断が遅くなります。
長い時間と膨大なタスクをかけたのに中止?
なんてことになりかねません。

時間とお金をかければかけるほど
中止の判断というのは
やりにくくなりますよね。

中止の判断も早い方が良い

ということで、今日は、
「やりあげる」ということについて
触れてみました。

小さなことでも、やりあげると、
達成感が気持ちいいです。
なにより自信になります。
もちろん仕事の効率化にもつながります。

是非、あなたも、
取り組んでみられては
いかがでしょうか?
やってみて損はないと思いますよ。

 

ムッシュスカラー

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