臨機応変

どんなことでもそうですが
自分よりも、レベルが上の人が
考えていることは、見当がつきません。
紙一重でも上の人のことはわかりません。

逆に、自分よりもレベルの下の人が
考えていることというのは
わりと、よくわかります。

世間でよく言われている言葉ですが
上には上がある。きりがない。
でも、下をみたら、底はすぐそこにある。
本当にそうだと思います。

伸びていこうとすれば
きりがなく伸びていける
ここまでで終わりということはない。

伸びていくことにきりはない

逆に、伸びるのをやめたら
あっと言う間に、元に戻ってしまう。
ゼロに戻ってしまうということです。

ものすごく厳しいですが、
これが現実ですね。

この世の中、本当のところは
現状維持というのは無いんだそうです。
上がるか下がるかのどっちかだそうです。

現状維持をするためには
成長するための相当の努力が必要です。
それだけやって、結果的に、
ようやく現状維持になります。
下りエスカレーターをがんばって昇って
なんとか同じ高さにいる感じですね。

下りエスカレータを昇る

今、やっていることを
そのまま続けているだけなら
それはすでに後退です。
下りエスカレーターに
何もせずに、のっている状況と同じです。

世の中というのは、常に変化しています。
最近の世界の動きは、たとえとしては、
上りエスカレーターではなく
下りエスカレータの方が適切です。
何もしなくても勝手にうまくいく
なんてことはありませんから。

進化なのか?退化なのか?
良くなっているのか?悪くなっているのか?
それは、立場によって違うでしょうが、
止まっていないことだけは確かです。

世の中は止まっていない

世の中は大きく変化しています。
この数年、特に顕著ですよね。
でも、ずっと昔から
世の中は動き続けています。

昔、恐竜が、世界中に
生息していて繁栄していました。
しかし、気候の変化が起きた時に
それに対応できなくて絶滅しましたね。

しかし、小さな哺乳類や
その他、比較的小さな生物は
その環境の変化に適応して
現在まで生き延びています。

この生き残りのための
キーワードは「適応力」です。
どんなに、腕力が強くても
どんなに、頭が良くても
時代の変化に適応できなければ
あっと言う間に絶滅してしまいます。

キーワードは「適応力」

もちろん、どんな時代になっても
変わることの無い原則、法則というのはあります。
そんな原則、法則というのは
しっかりと勉強したうえで、
そのうえで、臨機応変ですね。

ただ、「臨機応変」というのは
実行できれば素晴らしいのですが
言葉を言っているだけのことが多いですね。

どんなに難しい場面でも、
トップは「臨機応変に対応すること」
ということだけ言っておけば
それが指示になってしまうので
現場は困ってしまうことがありますね。

「臨機応変」を具体的な行動にする

臨機応変という言葉を
その都度、自分なりに考え、
自分なりに判断して
具体的な行動に変えていく力
それが本当の適応力でしょうか。

「臨機応変でやってね」
と言われた時に
本当に臨機応変に行動が出来る人
そういう人が本当に求められる人です。

言われたことだけしかしない
自分で考えない。
自分で判断しない。

こういう人達とは
考え方、行動がまったくちがいます。

自分で考えて、自分で決断するというところが
臨機応変に行動する時に必ず必要になる部分ですね。

指示待ちに慣れてしまっていると
世界の変化には対応できなくなる、
昨日と同じことの繰り返しでは生き残れない、
そういうことなのでしょうね。

さて、あなたはどう思われますか?

 

ムッシュスカラー

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