人の役に立っている実感

自分さえ良ければそれでいい、
他の人のことなんて関係ない。
今の時代、こういう考え方があたりまえ、
そういう意見がありますね。

幸い、私のまわりには、
そういう考え方の人が少ないので
本当に世の中がそうなっているのか
そのあたりはわかりません。

ただ、「自分だけ良ければそれでよい」
そんな人が多い少ないとは関係なく
今、世の中に存在する仕事のほとんどは、
人の役に立つということで成り立っています。

どんな仕事であっても、
世の中に存在して
それが継続している仕事というのは
必ず、人の役に立っています。

その仕事をしている人が
強く意識しているかどうかにかかわらず
人の役に立つことが仕事になっています。
それは、間違いありません。

人の役に立つことが仕事になっている

人の役に立たなくなれば、
その時点で、その仕事は、
世の中から、自然に消えていきます。

一見、自分がしていることが
どのように人の役に立っているか
それがわからない場合でも
仕事があるということは、
たどっていけば、必ず人の役に立っています。
それは間違いないですね。

ただ、現実に仕事をしていく上で、
自分のやった仕事が、
人の役に立っていることが
はっきりと、目に見える仕事と
そうでない仕事があります。

人の役にたっているのが
はっきりと自分の目で見える場合、
それは、わかりやすくていいですね。

わかりやすい仕事とそうでない仕事

たとえば、対面販売という仕事などがそうです。
買ったお客さんの役に立っているのが
はっきりと目に見えますね。
学校の先生などもそうでしょうか?
鉄道やバス、タクシーなどの
交通機関の仕事もそうでしょうか?

でも、何段階もの工程を経るような
工業製品の製造の場合はどうでしょう?
その最初の工程や、
途中の工程に携わる場合などは
ちょっと、わかりにくいですよね。

完成した製品がどのように使われていて
お客さんがどう思っているか?
お客さんに直接会わない場合には
自分のやっている仕事が
どのように人の役にたっているのか
すこし、実感が湧きにくいですよね。

お客さんの顔が見えないと実感が湧かない

このような、お客さんの顔が
直接見えない仕事の職場のリーダーは、
次のようなことを工夫する必要がありますね。

どうすれば、お客さんの顔が見えるように出来るか?
どうすれば、人の役にたっている実感がもてるように出来るか?
どうすれば、やりがいを感じるように出来るか?

このあたりについて、いろいろ考えて
工夫して改善していく必要がありそうですね。

やっぱり、人の喜びの一番大きなものは
人の役に立っているという実感です。
しかも、何となく感じると言うレベルではなくて
心のそこから実感できるレベルになるといいですよね。

心の底から実感できるレベルにしたい

自分が何かを達成した喜び
それはもちろん大きいですが
その喜びはそんなに長くは続きません。

でも、他の人の役に立つことが出来た喜び、
その喜びは、けっこう長く続きます。

そして、それが仕事を通じてのばあい、
多くの場合、自分が人の役に立った
その相手は一人ではありません。
たくさんの人の役に立っています。

「たくさんの人の役に立つ」ということは、
自分の仕事のやりがいを、
継続して維持してくれる原動力になります。
やりがいが続くのですよね。

やりがいを持ち続けることが出来る

『自分のためではなく人のために』
というと、すこし苦しいですが、
『人のためにやることが自分のためになる』
そう考えられると楽でしょうかね。

意識していなくても、
『人のためにやることが自分のためになる』
そう思えるように
仕事の仕方を工夫していくこと、
それがリーダーと言われる人達の
大切な役割なんでしょうね。

もし、そういうリーダーが
あなたのまわりにいないのなら
あなたがリーダーになる
という方法もありますね。

リーダーと役職は関係ない

ちなみに、リーダーと役職は
関係ないと言われています。
役職についていない人でも
立派なリーダーはたくさんいます。

仕事のやりがい、生きがい
そんなことに直結することです。
ぜひ、自分の仕事について
どうしたら、人の役に立っていることを実感できるか?
リーダーとして、どんな工夫が出来るか?
一度、考えてみてはいかがでしょうか。

 

ムッシュスカラー

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