嫌われないアドバイスの仕方

あなたは、自分のことを棚に上げて
ついつい、目の前の人に
「ああしたらいいよ」とか
「こうしたらいいよ」とか
言ってしまうことありませんか?

そんな時には、こんなふうに、
自分で自分に突っ込みを入れてみてください。

「えっらそうに、そういう自分はどうなんだ?
自分はやっているのか?どうなんだ?」
って、自問自答してみるといいです。

まあ、たいていの場合、
出来ていない、やっていないことが
多いんじゃないでしょうか?

「いやいやそんなことはありません。
私は、自分が出来たことしか
人にやったらいいよ、とは言いません。」

もし、あなたが、そういう人なら
すごいです、心から尊敬します。

すごい人はいますよね

自分が、実際にやって成果が出たこと
それだけを、他人に伝える、
それがよいと思います。
私もそうありたいと思います。

ただ、たとえ、
そんなすごい人から言われたのだとしても
やっぱり、言われた方は、
あんまり気分は良くないですよね。

「そりゃあ、あなたは出来るかもしれません。
でも、私はあなたではありません。
それを私にもやれ、というのはやめてください。

「あなたと私は違う!」という反論

なんて反論が返ってきたことないでしょうか?
私は、よくそんな反論をされました。
(自分もそんな反論をしたことがあります。)

さあ、そう言われたら、
あなたならなんと返事をしますか?

「いやいや、あなたなら必ずできるはずだ。
だまされたと思って、やってみて。」
でしょうか?

こんな時には、どのように
返事するのがいいのでしょうか?

正直、私にはよくわかりません。

でも、一つ言えることは、
相手に何かを求めるような言い方は
やめておくということでしょうか。

相手に伝えるのは
「自分はこうしたら、こういう良い成果が出た。」
そこまでです。
自分の話だけで終わっておくのがいいですね。

それを、自分のことだけで終わらずに
「だから、あなたもやるべきだ。」
「だから、あなたにもできるはずだ。」
というように、相手に何かを求める言い方になると、
これは、行き過ぎですね。

もちろん、相手から、相談を受けていて
アドバイスしなければならない立場なら
そこまで言ってもいいと思います。
セールスの場合もそうですね。
そこは言わないといけません。

相談されている場合、セールスは別です

でも、相手から何も相談も受けてなくて
相手の参考になりそうな自分の経験が
自分の頭に浮かんだだけ。

そういう場合には、ただ、自分の経験を、
一般論ではなく、あくまで自分の話として
相手に伝えるだけです。

「あなたはこうしたらいいのでは?」
など伝える必要はありません。

また、自分が提供した情報を
相手が利用することを、
求めてもいけません。

ただ、情報提供するだけです。
よいと思ったことを情報提供する。
ただ、それだけです。

ただ情報提供するだけ

相手がそれをどう使うかは相手の問題です。
そこに自分が関与する必要はありません。

ましてや、その情報をもとに
相手にこうすべきだなどと
いうのは、大きなお世話ということです。

でも、親切な人ほど、
やってしまいがちですよね。
いわゆる「親切の押し売り」です。

頼まれてもいないのに、
「もっと、こうしたらいいのに。
もっと、ああしたらいいのに。」
と言いたくなるんですよね。

私自身、ついついやってしまうことです。
このブログでもしょっちゅうやってますね。

このブログでもやってます

でも、まあ、ブログの場合は、
読む、読まないは読者が選べます。
それをどう利用するか、利用しないかも、
すべて、読者が選べます。
なので、「親切の押し売り」にはなりませんね。

ただ、対面で、人と会う時には
「親切の押し売り」にはならないように
気を付けています。

でも、そこまで考えてやっていても
相手がどう反応するかは
予測がつかないこともありますね。

最悪の場合、「親切の押し売りだ!」と
切れられることもあります。
こちらはそんなつもりはなくても
そう思われることはゼロとは言えません。

そんなつもりはなくても…

人によっては、「侮辱された」といって
血相を変えて、突っかかられることもありますね。
実際、そういう経験も何度かあります。

その時は、おそらく、
こちらの言い方が悪かったのでしょうし
こちらの態度が傲慢だったのかもしれないですね。

そういう時には、
相手が悪いと考えるのではなく
今度はそう思われないように
自分はこれからどこをどうしたらいいか
それを考えて改善していくだけです。

いずれにしても、
「親切の押し売り」にならないよう
よく考えてやっていきたいと思います。

 

ムッシュスカラー

 

PS:「教えない教え方」とか、「売り込まないで売れる売り方」とか、いろいろ勉強してきました。それが、しっかりと身についていれば、今回のブログで心配しているようなことはほとんど起きないんでしょうね。まだまだ理屈を勉強しただけの「頭でっかち」の未熟者だと実感しているところです。

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