あえて解決しないという選択肢

自分の身の回りで、
何等かの問題が発生した時、
あなたは、とりあえず、
すぐに問題を解決したいと思いますか?

私などは、何か問題が発生したら、
とにかく早く解決したい、
そう思うほうです。

でも、現実の社会では
必ずしも早く解決すればよいと
いうものでもないようです。

問題が発生していても、
問題の解決をしないで、
あえてそのまま放置する、
そんな選択肢を取る方がよい、
そんな場合もあるようですね。

まずは問題そのものが
解決すべき問題なのかどうか
そこを明確にするのが先だ、
そういう発想ですね。

たとえば、隣人との関係で
何等かのトラブルが発生すると、
そのトラブルを解決するために
すぐに動いていく人が多いと思います。

トラブル解決にすぐに動く

いつまでも問題を放置しておくと
ストレスがたまって
仕方がないからですよね。

また、隣人とは仲良くした方がよい、
そういう常識が頭の中にあるからですね。

なので、自然に湧き上がってくる感情として、
トラブルは早く解決しないといけない
そう思って行動するわけです。

でも、たとえば、これが、
同じ隣同士といっても、
国と国との関係となると
「隣人と仲良くした方がよい」
という常識自体が怪しくなります。

むしろ、世界中を見渡した場合、
「隣国どうしは仲が悪い」
というのが世界の常識のようです。

常識自体が違っている

隣国同士は、常に何等かの
トラブルを抱えていて
常に緊張関係がある。
そちらの方が一般的なのだそうです。

今でこそ、日本国内では、
隣の都道府県や、隣の市町村と
常にトラブルを抱えていて
お隣どうしが、緊張状態にある、
なんてことは、ほぼありません。

でも、日本でも、昔の戦国時代では、
戦国大名は、隣国の戦国大名とは、
常に緊張状態にあったようです。
隣国同士、仲が良いというのは
とってもまれだったようですね。

逆に考えれば、
緊張状態にあることで
その地域の安定を保っていた
ということになるのでしょうか。

戦国時代と現代は常識が違う

このあたりは、
戦国時代の日本人と違って、
現代の日本人にとっては
なじみがうすい感覚なのかもしれません。

でも、現在でも、
日本国という国レベルで見れば
近隣の国々との関係は、
仲が良いと言えるものではありませんね。

「みんな仲良く」という
穏やかな感覚で付き合っていけるほど
近隣の国々は甘くないようです。

「隣人とは仲良く」というのは、
日本人どうしの個人レベルでは成立しても、
国のレベルになると、
なかなかそうもいかないというのが
現実の世界なのかもしれませんね。

そういうことを考えるにつけ
自分の身の回りで起きている
さまざまな問題について、
すぐに解決しないといけない問題は
どのくらいあるんでしょうか。

すぐに解決しないといけない問題は?

いろいろな問題があったとしても、
あえて、それを解決することをせずに
そのまま放置しておくことが
実は一番良い対応だったりする、
そんなことが現実の社会では
多いのかもしれませんね。

年末年始が近づいていますが、
真面目な人は、
身の回りで起きている問題について、
なんとか年内にけりをつけたい
来年に引きずりたくない、
そんな思いで問題解決に
尽力されているかもしれませんね。

でも、もしかすると、
その問題は、あえて解決せずに
そのまま放置しておくのが
案外、適切な対応なのかもしれません。

誰であっても、どんな組織であっても
一つや二つ、気になっている
問題があるものです。

でも、その問題をそのまま
「これは、このままでいい。放置でOK。」
と言って放置するか、
「いや、ダメだ、絶対に解決する。」
といって解決に注力するか、
そこは、ケースバイケースということです。

放置するという選択肢もある

もちろん、命に関わるような問題なら
直ちに解決しないといけません。
小さく見える問題でも
その場合は真っ先に解決すべきですね。

でも、もし、そうでないなら、
その問題は、解決しないで、
ほったらかしでも
大丈夫なのかもしれません。

というか、もしかすると
ほったらかしにしておくのが
解決しようとするより
良い選択なのかもしれません。

年末年始によくやる振返りでも
出てきた課題、問題について、
常に問題を解決するということでなく、
あえて問題を放置する、ほったらかしにする。

そういう選択肢を入れることで
より良い対応が可能になっていく、
そんな場合があるのかもしれませんね。

 

ムッシュスカラー

 

PS:若いころ、自分が「これは問題です、早く解決しないと!」と問題提起した時に、「そんな、どうでもいいことに、なにを熱くなっているの?」と言われることがよくありました。今でも、自分では気づかないところで、そんなことがよくあるのだろうと思います。面白いような、歯がゆいような、それが現実ですね。

PPS:今日のブログを、書いて、改めて気づきましたが、人を育てるという場合でも、同じことが言えそうですね。あれこれ課題を指摘して改善させようとするより、放置して見守るという方がよい、そんな場合がありそうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です