孤独の反対側

「自分のことを一番わかっているのは
もちろん自分自身ですよ。」
普通は、誰もが、そう言います。
でも、案外、自分のことというのは
自分でよくわかっていないものですよね。

特に、自分の気持ちというのは
わかっているようでわかっていない
そういうことって、とっても多いです。

あなたも、あなたご自身の気持ちについて
あなたの家族、あるいは、あなたの友人の方が
あなたよりも、よくわかっていた、
そんな経験って、ありませんか?

あなたよりもあなたのことをわかっている

あなたが、悩んでいるときに
「それはそうじゃなくて、こうじゃない?」
って、アドバイスをもらって、
「ああ、そうだ。そのとおり。」
なんてびっくりしたことはないですか?
わたしにはそういうことがよくあります。

そう考えると、やっぱり
人間一人になってしまう、
孤独になってしまうというのは
あんまりよいことではないですね。

自分で考えていることを
「これから相談します!」
というような大げさな感じではなく
「どうしたらいいのかなあ…」
という感じで、何となく口に出した時に
「へえ、そんなこと考えてるんだ。」って、
さりげなく言ってくれる人がいると、
とっても助かりますね。

さりげなく言ってくれる人

別に解決はしなくてもいいんです。
そういってくれるだけで
すっと気持ちが楽になります。

もちろん、逆の場合もあるわけです。
友人や家族がボソッと言った言葉に
さりげなく、あなたが言葉を添えてあげたり
友人の言った何気ない一言に
「ふーん、なるほどね、」
とか、相槌をうったりすることです。

別に解決にならなくてもいいんです。
聞いてるよっていう感じが伝われば
それでノープロブレムです。

さりげない会話がとても大切

そんなさりげない会話というのが
とても大切なんですよね。
われわれの健全な生活には
欠かせないことなんだなと思います。

大きな会社で要求されるような
「ロジカルシンキングが常に重要である。」
「ものごとは常に合理的に、経済的に考える。」
「常にコストとベネフィットを計算する」
なんてことばかり考えていると
息がつまりますよね。

もちろん、合理的であること、
効率を上げることは大切なことですが
人間は機械ではありません。
それだけを追求し続けると、
どこかに無理が出てきます。

時にはゆったりとした時間が必要

時には、ゆったりとした時間も必要です。

そんなゆったりとした時間を過ごす時に
ひとりでぼーっとするのも悪くはないのですが、
煮詰まった頭をほぐすのには
やっぱり、自分以外の人の存在
これは必要だと思いますね。

自分の気持ちを和らげるために、
自分自身を見直すために、
気の置けない友人、
そして、もちろん家族、
その存在は大きいですね。

もし、一人で悩んでしまう
あなたに、そんな傾向があるなら
とりあえず、身近な信頼出来る人に
話を聞いてもらいましょう。

一人で悩むより信頼出来る人に話をする

信頼出来る人に話をすることで、
気が楽になります。
気が楽になれば、自分だけでも
正しい判断をすることができるようになります。

誰にも相談せずに、
一人でいくら考えても
正しい判断は出来ないです。

冒頭に書いたとおり、
人というのは、
自分のことがわかっているようで
実はわかっていない生き物です。
その時に頼りになるのは
自分以外の人だということですね。

「孤独を愛する」って
何となくかっこいい響きがありますが
現実には、孤独というのはこわいことです。
まちがっても孤独を目指してはいけません。
目指すのは孤独の反対側です。

 

ムッシュスカラー

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