「あっ、忘れてた!」
これは、まだいいんです。
「忘れていた」ということを
思い出したんですから。
そうではなくて、
ちょっと前に自分が考えていたこと
自分が、思いついたこと、
そういうことを、すべて忘れて
全く思い出せないということ、
実際、どのくらいあるんでしょうか?
すべて忘れている?
たとえば、あなたが、
とってもいいアイデアを思い付いたとします。
「これ、メッチャいいアイデアやん。」
ごく一部の人は、そういう時には
メモ帳を出してメモしますね。
でも、ほとんどの人は、
「こんな素晴らしいアイデア、
絶対に忘れるはずがない!」
なんて思って、メモをせずに
そのまま、時間が過ぎてしまいますね。
そうすると、その
「メッチャいいアイデア」
はどうなると思いますか?
「メッチャいいアイデア」はどうなる?
「こんな素晴らしいアイデア、
絶対に忘れるはずがない。」
と自分で思っていた、
その素晴らしいアイデアです。
多くの場合、ものの1時間も過ぎたら
忘れてしまっています。
急に話しかけられたり、
急な電話がはいったら、
ほんの5分でも忘れますよね。
で、何かの拍子に、ふと、思い出して、
「ああ、たしか、
とってもいいアイデアを思い付いたのに、
ああ、どんなアイデアだったっけ?
うーん、あーっ、思い出せなーい!」
と、悔しい思いをすることになります。
ああ、思い出せなーい!
もちろん、人によっては、
そんなことはないのかもしれません。
特に、若くて、記憶力もいい人なら
そんな経験はないかもしれませんね。
でも、私には、そんな悔しい経験が
本当に何度もあります。
けっこう、若い時からありましたね。
特に最近は、しょっちゅうありますね。
本当に、あるあるです。
で、さらに言えば、冒頭に書いた話です。
「あっ、忘れてた!」
と思い出すのは、まだいい方です。
「忘れたこと」も忘れている
我々が、思い出せることというのは、
我々が、過去に考えたことの中の
ほんの一部なんですよね。
本当は、我々の頭の中には、
もっともっとたくさんのアイデアが、
あったはずなんです。
ほとんど忘れてしまってますけど。
「アイデアを思い付いたこと」
それ自体を忘れたということは
確かに思いついたはずのアイデアが、
もう、自分の記憶には
存在しないということです。
ということは、それがどんなに
素晴らしいアイデアであったとしても、
すべては無かったことになっている、
「アイデア」の「ア」の字も存在しなかった。
そういうことになりますよね。
すべてが無かったことになっている
これって、よくよく考えてみると
とっても残念なことです。
「アイデアをたくさん出せ!」
と言われることが多い今の時代、
あなたは、そう思いませんか?
人間だから忘れるのは当たり前です。
なので、
「人間は忘れる生き物です。それで何の問題が?」
という人もいらっしゃいます。
もちろん、それは、それでいいと思います。
否定したりはしません。
ただ、私の場合、
せっかく思いついたアイデアが
無かったことになるのは、もったいないなあ、
何とか、日の目を見せてあげたいなあ、
そんなことを思うわけです。
アイデアを拾ってあげたい
大した発想力がない自分の頭でも、
せっかく、アイデアを出してくれたのなら
なんとか、無かったことにせずに
拾ってあげたいなあと思います。
もちろん、そのアイデアが
本当にものになるアイデアなのかどうか
それはまた別の話です。
アイデアというのは、頭のどこかに
ずっと、ひっかかっている課題について
常に考え続けている結果として、
ある時、突然にひらめくものだ
というようなことを、聞いたことがあります。
しかも、そのアイデアが出るのは
ものすごく低い確率で、
同じアイデアがもう一度出る確率は
さらに低くなる。
なんてことも聞いたような気もします。
アイデアが出るのは奇跡的?
このあたり、
根拠になる出典があるわけでもなく
私の思い違いかもしれません。
まあ、アイデアが出てくる確率が
高いとしても、低いとしても、
いずれにしても、すぐに忘れる
というのはもったいないです。
自分の頭から出てきたアイデアなら、
しょぼいアイデアであっても
形として残しておきたい
そう思うのが親心?というか
私みたいな人が思うことです。
なので、今は、出てきたアイデアは
とにかく、すぐに何かに
メモするようにしています。
アイデアはすぐにメモですね
昔なら、小さなノートに
ボールペンでメモでした。
でも、今は、ノートも
ボールペンも持っていません。
最近よく使うのは、
Gmailの下書きですね。
何か思いついたら、
Gmailの下書きにとりあえず
メモしておくようにします。
もちろん、スマホでもPC(パソコン)でも
メモ専用、ノート専用のアプリとして
優れたものがたくさんあるのは承知しています。
でも、私の場合は、いちいちアプリを
立ち上げること、それ自体が面倒なので
ほぼすべてGmailの下書きで済ませています。
メモで発想力のサポートをする
そうすることで、
自分のアイデアの発想力の
貧弱な部分のサポートを
できる限りやっていこう、
そんなことを考えて、日々、
Gmailの下書きにいろんなことを
少しずつ記入していっています。
今後は、このブログのネタも、
その下書きのメモの中から出てくることが
増えそうな気がします。
そうやって、いろいろとメモすることで、
たいした発想力がない自分でも、
少しは楽に、ブログを書き続けることが出来る
ひいては、短い人生を楽しく、
面白く生きられるような気がします。
メモを習慣にするといいかも
もっと年齢を重ねて
今以上に物忘れがひどくなっても、
メモをすることを習慣にしておけば
ある程度は、そのメモが、
自分の物忘れをカバーしてくれる
そんなことも期待しています。
思いついたら、まめにメモを取ること、
ほんとに他愛もないことですが、
やってみて損はないのかなと思います。
あなたもいかでしょうか?
ムッシュスカラー
PS:物忘れがひどくなるのは加齢の結果ですから、避けられませんね。それに対する対症療法って感じですね。往生際が悪いって感じでしょうか?
PPS:でも、年をとっていくつになっても、「もう、年だから…」とあきらめないで、何かに取り組んでいる人ってすてきだと思います。私もそうありたいなと思います。