背景は?

街角

この本は、いい本でしょうか?
この本は、いい本かどうか教えてください。
いい本だったら買おうと思うのですが。

こういう質問をされたら
あなたならどう答えますか?

いろいろな答えが、考えられますよね。
でも、正直に言えば、わからない
という答えにならざるを得ないように思います。

何故だと思いますか?

それは、尋ねている人が、どういう人か?
なぜ、そんなことを尋ねてこられたのか?
その背景が、何もわからないからです。

背景が何もわからないと答えられない

冒頭の質問には、すべて
「私にとって」
という言葉が隠れていますよね。
なので、本当の質問は、こういうことです。

この本は、私にとって、いい本でしょうか?
この本は、私にとって、いい本かどうか教えてください。
私にとっていい本だったら買おうと思うのですが。

本には、いろいろなことが書いてあります。
読む人によってよい本になったり、
逆に、よい本ではなくなったりします。

読む人によって、また、読む目的によって、
その本が、その人にとって良いかどうかは、
その人の背景によって、変わってきます。

なので、質問に答える前に、
背景をお聞きする必要があります。

答える前に背景を聞く必要がある

それをしないで、
「はい、この本は、いい本ですよ。」
とか、
「いや、この本は、よくないです。」
とかは、言えないというのが本当だと思います。

質問だけでなく、日常の会話でも同じです。
ちゃんとした話をしようとすれば、
背景を知ることが大切です。

なぜ、こんな話を切り出したのか、
その背景を知ることが、
会話を実りのあるものにするためのポイントですね。

もちろん、他愛の無いおしゃべりまで、
背景を探る必要はありません。
シンプルに楽しめばそれでOKです。
そこまで堅苦しく考える必要はありません。

堅苦しく考える必要はありません

でも、話をたくさんしたはずなのに、
「結局、何か、上っ面の話だけだった。」
「話が通じた気がしない。」
そんな時は、話の背景が分かっていない
それが原因かもしれません。

いろいろな情報を見るときも、
なぜ、そんな情報が出されているのか、
その背景まで考えてみると、
少し見方が違ってきて面白いと思います。

取りあえずは、何か尋ねられたら、
「なぜ、そんなことを聞きたいの?」
と、背景を尋ね返してみるといいですね。

人間関係をよくするのにいいですよ

これは、人間関係を良くするのには、
とっても有効なやり方だと思います。

カタカナで言えば、
グッドコミュニケーションをするための
とても良い方法だと思います。
どうぞ、一度、お試し下さい。

ちなみに、コミュニケーション能力が高い人は
こういう事が自然に出来ているんだと思います。
それは、その人の性格とも関係しているのでしょうね。
自然に出来る人がうらやましいです。

それを自然に出来ない性格の場合には、
(私もその一人ですが)
意識して、意識して、自然に出来るようになるまで
トレーニングするしかないですね。

トレーニングで習慣に出来る

自然に出来るようになれば、
それは、習慣になります。
習慣になればしめたものです。
習慣になるまでやりつづけられたらいいですよね。

コミュニケーションも一種の技術です。
トレーニングすれば、出来るようになります。
性格だからと、あきらめることはないそうですよ。

もし、あなたが性格的に、
コミュニケーションが苦手であったとしても
あきらめる必要はないということです。
がんばってみましょう。

 

ムッシュスカラー

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