パクる!

前回のブログでは、
他人と自分を比べるのは
時間の無駄だと書きました。

でも、他人の話を聞く、
立派な人の伝記を読む
それ自体はとっても良いことです。

他人の話を聞いて、伝記を読んで
ふてくされるのではなくて
「よし!これは自分にも使える。」
そう思ったことはありませんか?
それなら、話はかなり変わってきます。

そもそも、他人の話を聞く、
偉大な人の伝記を読むことの目的は、
その人のやったことを
自分なりにカスタマイズして
自分の行動に取り入れるためです。
つまり、パクるためです。

「パクる」という言葉が
なんだかなあと思われるなら
「利用する」、「応用する」
と置き換えてください。

他人の話を聞くのは自分に生かすため

他人の話を聞くのは、
感動するためではありませんし、
ふてくされたりするためでもありません。
自分の行動に生かすためです。

自分とは違う環境で
自分とは違う人間の行動や考え方の中で、
自分にも生かせるものが何かあるんではないか、
そう思って、成功者の伝記を読んだり
体験談というものを聞くなら、
それは、とっても意味があることです。

すばらしい成功の体験談を聞いた時に
「ああ、それはその人の話だ。私とは違う」
そう思う人と、
「じゃあ、私の場合なら、どう生かせるか?」
そう思う人の違いです。

私の場合にはどう生かせるか?

成功し続ける人というのは、そうやって
他人の成功体験をどんどん利用しています。
つまりパクっています。
「自分ならどのように生かせるか?」
常にそう考えながら人の話を聞いています。
本もそうやって読んでいますね。

世の中の成功したアイデアの中で
完全にオリジナルのアイデアというのは
ほとんどないそうです。

成功したアイデアの多くは
すでにある優れたアイデアを
自分に生かせるように
その人なりにカスタマイズしたものであり
ゼロから考えていることは
本当に少ないんだそうです。

ゼロから考えていることは少ない

なので、クリエイティブ(創造的)なんて言葉が
よく使われますが、成功した人が
必ずしもクリエイティブとは言えません。

むしろ、これまでのアイデアを
上手にパクっているということです。
うまく応用しているということでしょうか?

もちろん、倫理的にも、法的にも
問題のないやり方でパクっています。
完全なパクリ(全くのコピー)となると、
盗用とか、知的財産権の侵害とか
いろいろと問題が出てきますよね。

倫理的にも法的にも問題ない方法でパクる

全くそのまま使うのではなくて、
たとえば、海外の事例を日本で使えるように
いろいろな条件を変更するとか
全く別の業種用に作り直して使うとか
そんな感じですね。

もちろん、場合によっては、
「オリジナルの人から承諾を得る」
そんな作業をした方がいいこともありますね。
全くのパクリはリスクが高いですし
それこそ信用を失うので厳禁です。

さて、あなたはいかがでしょうか?
クリエイティブにこだわったりしてませんか?

ゼロからの創造にこだわらず、
人のアイデアを利用することも
考えてみてはいかがでしょうか?

ムッシュスカラー

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