「一生ついていきます」って、ほんとに?

ときどき、誰かに心酔したといって
「あの人に一生ついていきます。」
って、言っている人を見ます。

そういう話を聞くと、
「本当に?」
って思います。

他にも、この手の話はいろいろありますね。

たとえば
「あなたとは一生の親友だ。」とか
「この仕事を一生続けていきます。」とか
「あなたの御恩は一生忘れません。」とか

いろいろ、「一生〇〇します。一生〇〇です。」
っていう言葉が使われることがありますね。

「一生○○します。一生○○です。」

もちろん、その時、その人は、
心からそう思って、そういう言葉を使っています。

その時の、本当の気持ちですよね。
なので、それを否定する気はありません。

ただ、自分が死ぬまでのことを
「一生」という言葉で表現しているなら、
(まあ、普通、そうですが…)
「これから先のことは誰にもわからないでしょ。」
なんてことを言いたくなるわけです。

冷静に考えてみると…

少し冷静になって考えてみてください。
あなたは、10年先のことがわかりますか?
じゃあ、5年先はどうでしょうか?
じゃあ、1年先はいかがですか?

もし、あなたが、1年先、5年先が
明確にわかっているということなら
ほんとにすごいと思います。
逆に、「なぜそんなことがわかるのだろう?」
そんなことまで思ってしまいます。

わたしなどは、1年先でも
まったく見当が付きません。
ほんとにわからないですよね。

1年先でもわかりません…

なので、
「一生〇〇する」
と言う言葉を聞くと
「そんな先のことまで約束は出来ないなあ」
なんて、思ってしまうわけです。

あなたは
「一生〇〇する」
と言う言葉を聞いて、どう思われるでしょうか?

一生ぶれないで、一つのことをやり遂げる、
それは本当に素晴らしいことだと思います。
出来る人がいたら本当に尊敬できますね。

ただ、世間一般の人、
言い換えると私のような凡人は
生きている間に、考えも行動も
どんどん変わっていきます。

凡人はどんどん考えが変わります

小さい時に考えていたことを
そのまま大人になってもやり続け、
まったくぶれずに死ぬまでやり続ける。
そんな生き方は、おそらく出来ません。

ほとんどの人は、ぶれるというか
変化していくのではないかと思います。
だからこそ、ぶれずに一生やり続ける人は
貴重なので、尊敬されるのだと思います。

「一つのことを一生やり続ける」
それは確かに素晴らしい生き方ですが、
そうじゃなくても素晴らしい生き方は
あるんだろうなと思います。

「ぶれてぶれてぶれまくる」
というような人生もありだと思います。

ぶれてぶれてぶれまくる

一つの生き方にこだわらないで
あなたなりの生き方でいいと思います。

「これでなくてはならない」というような
こだわりを捨てると、人生、けっこう
おもしろくなるのではないかと思います。

 

ムッシュスカラー

 

PS:もともと、一つのことをコツコツやり続ける。小さいときからそれが良いという感覚がありました。おそらくそう教育されてきたんでしょうね。でも、時代はどんどん変化していきますね。生き方に絶対の正解というのはないんでしょうね。

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