「ほんとにこれで上手くいくんだろうな。」
会社の会議で、責任のある立場の方々から
よく出てくる発言ですね。
でも、我々、普通の人は
「そんなこと、誰がわかるんだろう?」
「神様でも、わかるんだろうか?」
「それが、わかっているなら、会議なんて必要ないだろう。」
なんて、つまらない事をよく考えている訳です。
過去に、同じような事例があって、
それを参考にすることができれば、
成功確率は、かなり高くなりますね。
それは確かです。
過去の事例を参考にはできますが…
だからこそ、色々と調べて、
考えて案を出している訳です。
でも、本当に上手くいくかどうかは
やってみないとわからないですね。
やる前に、出来る事は、
成功の確率の予測ぐらいです。
でも、それだって、
成功確率が10パーセントでも、
成功する事はあるわけです。
逆に、90パーセントの成功確率でも、
成功しない場合もあるわけです。
やってみないとわからない
大学入試の模擬試験の判定結果って、
そんなものでしたね。
合格判定Aでも、ダメだった人もいたし
合格判定Dとかでも受かった人もいました。
選挙結果の予測でもそうです。
テレビや新聞の報道では、
この人は当選確実とされながら
実際に選挙をしてみたら
落選した人もたくさんいますよね。
このように、事前に、
成功するか、失敗するかを、
完全に予測するのは
不可能だということです。
成功するかどうかの完全な予測は不可能
となれば、やはりやってみるしかないわけです。
で、その時に、出来るだけ、
リスクを小さくするために
どうするかということです。
まずは、小さく始めて、
早目にフィードバックをもらう事ですね。
そうやって徐々に改善しながら、拡大していく。
それが、スピーディでリスクが小さい
理想的なやりかただと思います。
ただ、中には、小さく始める事
それ自体が難しいケースもあります。
ある程度の規模がないと始められない
そんな案件もありますよね。
その時は、責任者の決断に委ねるしかありません。
もちろん、責任者にも、100%の成功の確証はないので
最後は、清水の舞台から飛び降りたつもりで、
エイヤーで、決断する、ということになります。
最終的には責任者の決断になる
こういう場合は胃が痛くなるんでしょうね。
でも、極論すれば、責任者の
最も重要な仕事は決断です。
これにつきますね。
繰り返しになりますが、
世の中に、成功することが
100パーセント約束されている
なんてことは、まずありません。
成功確率100%なんて言い切っているのは
たいていの場合、詐欺だと思って差し支えありません。
どんなことでも、成功するかどうかは
やってみないとわからないものです。
だからこそ、出来るだけ早くやってみること
だからこそ、出来るだけ早くやってみることです。
スピードですね。
そして、出来るだけ早く失敗する事が大切ですね。
もちろん、最初から成功すればいいのですが
なかなかそうはいきません。
早く始めて、早く失敗することで
失敗した分だけ、そのあとの成功の確率は高くなります。
失敗しているうちに
失敗のパターンがわかってくるので、
そうならないためにどうしたらいいか、
失敗しないための方法、
つまり成功のための方法、
それがわかってくるからですね。
実行しないで考えてばかりの場合、
いつまでたっても、前には進みません。
考えてばかりでは前に進まない
新しい事に取り組む場合に、
「一切失敗を認めない」
なんていうことになってしまうと、
何も新しいことはできなくなります。
成長は難しくなりますね。
組織としてそうならないように、
失敗が許される環境を維持できるように
「失敗することは悪いことではない」
そういう文化が根付くように
日ごろから、色々と、
手を打っておく事が必要ですね。
ムッシュスカラー
最近よく耳にしますKPI・・・云々
恰好は良い言葉ですし、ロジックが成り立っているように聞こえます。しかし、その事が浸透すればするほど、挑戦性がなくなり、「そこそこ」の目標が標準になってきますね。
営業は計り知れない可能性を秘めていることを否定されている気がしてなりません。昔は「やってみなきゃわからないよ」先ず「やってみな」「思っている事を伝えてみな」とアドバイスをされました。今や「それをどれだけやれば成功確率が上がるのですか?」・・・・・・そんなこと知るか!