「苦労は買ってでもせよ」って本当に?

「苦労は買ってでもせよ」
という古い格言があります。
今の若い方はご存じないかもしれません。

私が若かったころに、
その時の私の親の世代の人で
こういうことを言われていた方々が
けっこう多かったように思います。

「人生、生きていくなら、
苦労は買ってでもすること
そうすることで立派な人間になれる」
という意味合いだったと思います。

小さいころ、初めてこの言葉を
聞いた時に、
「そうか、そうやって、人は
成長していくものなんだな」
と感心したことを覚えています。

逆に、
「何の苦労もなく育つというのは
あまり、良くないことなのかな?」
と、苦労をしないことへの
罪悪感のようなものを、
何となくですが、
感じていたように思います。

ただ、そうは感じながらも、
この言葉には、今では、
ちょっと違和感があるんですね。 “「苦労は買ってでもせよ」って本当に?” の続きを読む

エントロピー増大の法則にあらがう

「エントロピー増大の法則」
というのを、聞いたことはありますか?
たぶん、高校くらいの
物理か、化学で習ったと思います。

自然界というのは、常に
乱雑で、無秩序な状態に向かって
進んでいくということです。

ちなみに、「エントロピー」という
学術用語については、
もっと、厳密な定義になると、
「熱力学の第2法則」とか、
数式で証明されるものらしいです。

ただ、私には、
そこまでの理解はありません。

それよりもむしろ、
自分が、自然に感じることとして、
「エントロピー増大の法則」
つまり、秩序ある状態が、何もしなければ、
無秩序な方向に進んでいくというのは
常に成り立っているなあと感じています。 “エントロピー増大の法則にあらがう” の続きを読む

歴史を知ると理解ができる

どうして、こんなことをするのかな?
どうして、そんなふうに考えるのかな?
どうして、こうしないのかな?

自分以外の人を見た時に
誰でも考えてしまうことですよね。

どうして?
なんで?
おかしいんじゃない?

そんなことを思うことはありませんか?
わたしなどは、これまでの人生
そんなことの連続でしたね。 “歴史を知ると理解ができる” の続きを読む

「間(ま)」という特別な時間

私が住んでいる
大阪府の南部地域では
毎年、だんじり祭りが行われます。
とっても勇壮なお祭りです。

以前なら、実際に現場にいかないと
お祭りというものを
見ることは出来なかったですね。

でも、今はyoutubeのライブ配信で
全国どこからでも、
見られるようになりました。

とはいえ、もちろん、
生の迫力というのは、
実際に、現場でリアルで見ないと
伝わってきません。 “「間(ま)」という特別な時間” の続きを読む

好きなことをするのは努力なのか?

「努力」という言葉について、
あなたは、どういうイメージを
もっていますか?

本当は、やりたくないことを
歯を食いしばって、無理をしてでも、
何とかやっていくこと。

やったらいいと、
理屈ではわかっているけど
とても自分には出来そうもない、
でも、それでも、何とか
ものにしたいと思って頑張ること。

このように、最近では、
「努力」という言葉について、
「やりたくないことをやる」とか
「出来ないことをやる」とか
というように、少しネガティブな
ニュアンスで使われていますね。

ちなみに、Wikipediaをみると
以下のような定義が書いてありました。

「努力(どりょく)とは、
目標を実現するために、
心や身体を使ってつとめること。」
(出典:広辞苑第五版 p.1953「どりょく【努力】」) “好きなことをするのは努力なのか?” の続きを読む

人と会うということは貴重です

年齢を重ねていくと、
人と会うということが
少なくなっていきますね。

特に現代のような、
核家族が当たり前の社会になると
年齢を重ねていくにつれて
どんどん人と会う機会が
少なくなっていきます。

私たちの親の世代なら、
家の中に、おじいちゃん、おばあちゃんが
いることが多かったですね。

親、子、孫の三世代が
同じ家の中にいた時代です。

そうすると、親の世代の
お友達が近所にいます。
同時に子供の世代のお友達も
当然ながら近所にいます。
そして、孫の世代のお友達も
当然、近所にいることになります。 “人と会うということは貴重です” の続きを読む

すべてがつながる

いろいろな勉強をしています。
最近では、源氏物語を
何とか読了したいと思っています。
(大河ドラマの影響もありますね。)

今まで何度か
トライしたことがあります。
でも、なんといっても
ものすごく長いんです。

今回も、最後までいけるかどうか
自信はありません。
でも、やってみたいと思います。

ちなみに、原文ではなくて現代語訳です。
古文は好きですが、さすがに、
源氏物語を最後まで読み通す場合は
古文のハードルは高いです。
ここは割り切って現代語訳です。 “すべてがつながる” の続きを読む

保険という不思議なビジネス

前回、「無駄の定義」について
いろいろとお話しました。

で、「この無駄かどうか」というのを
ビジネスにしているのが「保険」ですね。

この保険というビジネス、
私にとっては、不思議なビジネスでした。
だって、何も、物が生産されてないのに
お金が儲かるんですから…。
(すみません、頭が固くて…。)

保険というのは、
「もしもの事態」に備えて、
事前に保険料を支払っておいて
「もしもの事態」が起きた場合は、
契約していた保証(保険金の支払い)をしてもらう
というビジネスですね。
(このあたり、用語の使い方など、保険の専門家ではないので
正確ではないかもしれません。その点はご容赦ください。)

「もしもの事態」が起きなければ
保険金は支払われないので、
保険を売っている側から見ると、
いただいた保険料は、
そのまま利益になるということです。 “保険という不思議なビジネス” の続きを読む

無駄の定義は?

「無駄なことはしない。」
「無駄は省く。」
「時間を無駄にしない。」

「無駄」という言葉は、
よく使われる言葉ですよね。

では、「無駄」の定義はなんでしょうか?
ネットで調べると、以下のように
記載されていました。

『しただけの効果や効用のないこと。
役に立たないこと。また、そのさま。無益。
(データ提供元: Oxford Languages)』

「やっただけの効果や効用のないこと」
って、ありますが、では
「やっただけの効果、効用」
ってなんでしょうか?

この言葉の定義自体が、
けっこう、あいまいです。 “無駄の定義は?” の続きを読む

「子孝行」という言葉

「子孝行」という言葉があります。
おそらく、世間一般で
使われている言葉ではなくて、
私の母が言った言葉です。

私の妻のお母さん、
つまり、私の義理の母が
血栓症で急死された時に、
私の母が、私と、私の妻に向けて
言った言葉です。

「K子(義理の母)さんは、『子孝行』やな。
子供たちに、世話をかけることなしに
あっという間に、逝ったなあ。」

その時には、それ以上詳しい話は
しなかったのですが、
そのニュアンスは理解できました。 “「子孝行」という言葉” の続きを読む