自然への畏敬の念

日本人の精神の
ひとつの大きな特徴として
自然に対しての畏敬の念というのが
あるそうです。

あるそうです、と書いたのは
自分自身、若い時には、
そこまで考えたことが
なかったからです。

でも、考えたことはなくても
ごく自然に感じていたことではありました。
自然への畏敬の念という話を聞いて
なるほど、そうだったのか
と思ったわけです。

この社会は人と人との
人間関係で成り立っています。
なので、人に対する感謝というのは
人生を幸せに生きていくための、
必須の条件だと思います。

ただ、さらに、それ以前の
前提として、もっと大事なもの、
大切にしなければならないものがある、
それが、自然に対する気持ち、
自然に対する畏敬の念だという話です。 “自然への畏敬の念” の続きを読む

失敗を引きずらない工夫

失敗したときに、
あなたはどのくらい
その失敗を引きずるでしょうか?

失敗したことは、
すでに過去のことですから
それ自体は、どんなに後悔しても
やり直すことはできません。

「そんなこと、あたりまえ、
言われなくてもわかっている。」

そうですよね。
そう言いたくなりますよね。
本当に冷静になれば
誰でもわかることです。

でも、人というのは、
そんな簡単な生き物ではありません。
理屈ではわかっているつもり、
そう、十分に理解しているつもりです。

でも、どうにもならない、
全然、理解の通りに出来ない、
そんなことって、
本当にたくさんあるものです。 “失敗を引きずらない工夫” の続きを読む

○○の常識は世間の非常識

自分としては、
当たり前にしていることが、
他の人にとっては、
全くの非常識であること。

そういうことは
案外、たくさんあると
思います。

会社員時代にも、よく言ってました。
「○○の常識は、世間の非常識」
(○○には会社名が入ります…。)

まあ、非常識とは言わないまでも
自分が何か行動を起こしたり、
自分が何か考えを述べたりしたときに、
「ええっ?そんなふうにしますか?」
とか
「ええっ?そんなふうに考えますか?」
というように、自分以外の人に
びっくりされたことってないでしょうか? “○○の常識は世間の非常識” の続きを読む

専門家ほど頭が固い

製薬業界で勤めた経験と
自分自身という人間も含めて
人間というものを観察していて
本当によく思うことです。

つい、最近も、自分の
頭の固さに改めて
気づかされたことがありました。

それは、腰の痛みなど、
いわゆる神経の痛みに関することです。

これまでの常識として、
「神経は圧迫された時に痛む」
ということが言われていますよね。

でも、最近、出てきた理論ですが
「神経は牽引された時に痛む」
という理論があります。

で、よく、その内容を
確認してみたところ、
先入観を無しにしてみると
「おおっ、確かにそうなってる!」
ということがわかってきます。 “専門家ほど頭が固い” の続きを読む

制約の中で成果を出す

このルールさえ無ければ、
もっと自由にやりたいことが出来るのに。

そんなふうに思うことが
あなたにもありませんか?
わたしなどは、会社員の時代に
いつも考えていたことでした。

私以外の人も、おそらく誰もが
一度は考えることかと思います。

まして、そのルールが、
理屈に合わないようなルールの場合なら
なおさらですね。

そんなルールは、
さっさと撤廃してもらって
「もっと自由に、みんなが好きなように
出来る社会の方がいいのに…。」
なんて、誰もが、一度や二度くらい、
いや、もしかすると、
今も、考えているかもしれませんね。 “制約の中で成果を出す” の続きを読む

こだわらないということ

何か良い話を聞いた時に
それを、その後、どのように
自分に活かしていくのかについて、
すぐに取り入れられる人、
なかなか取り入れられない人、
いろいろです。

その中で、ものすごく上手に、
自分の生活パターンの中に、
取り入れていける人、
どう表現したらいいんでしょうか、
いわゆる柔軟に対応が出来る人ですね。

こういう人は、
インプットした情報を
自分の環境で、
アウトプットする時に、
ワンクッション、間にはさむ、
そんな感じでしょうか?

たとえば、
「毎日、1時間瞑想をしたらよい」
という話を聞いた時に、
少し考えるわけです。

「そうか、毎日、1時間瞑想か。
なるほどなあ。
でも、今の自分の環境では

毎日、1時間は無理だな。
まずは、毎日10分だけやってみよう。」

というように、自分が出来るように
内容を変化させるわけです。 “こだわらないということ” の続きを読む

詰め込みすぎかも

「毎日、やることを詰め込みすぎて
ちょっと疲れ気味かも。」

昨日、妻と話をしていて、
自分自身について
そう気づかされることがありました。

というのも、
定年退職して、会社勤めをやめてから、
時間が自由に使えるようになりました。

なので、ありがたいことに、
自分がやろうと思えば、
何でもやれるような
まあ、いわば恵まれた環境に
今、いることになります。

でも、不思議と、
もちろん、人によるのかもしれませんが
時間があるからといって、
何もしないで、ぼーっとする時間というのが
どうも、もったいなく感じてしまいます。

なので、以前から思っていた
「あれをやりたい、これをやりたい」
そんなことを、どんどんと
詰め込んでいるわけです。

で、最初の頃は、それで、
「ああ、これも出来る、あれも出来る。」
って喜んでいたんです。

でも、最近、ちょっと違ってきました。 “詰め込みすぎかも” の続きを読む

両親の介護で思ったこと

私の両親は、
この5年ほどの間に
あいついで亡くなりました。

その亡くなる前の、
数年間というのは、
妻とともに、両親の介護を
していたことになります。

もちろん、自分たち夫婦だけでは
とても手に負えるようなことでは
ありませんでした。

ですので、ケアマネージャーさんと相談して、
デイサービスや、訪問介護などの
介護サービスも利用させていただきました。
最終的には介護施設のお世話になりました。

また、両親の病気治療のため
自分が、通院に付き添う
回数も増えました。
一緒に診察室にはいって
主治医のお話をうかがうことも増えました。

その結果として、
それまで、元気だったころには
ほとんどわからなかった
両親の健康状態のことや、
病気の進行状態のことが、
いろいろとわかるようになりました。 “両親の介護で思ったこと” の続きを読む

もう少し、こうであってくれたら…

「もう少し、こうであってくれたら…」
あなたも考えたことはありませんか?

たとえば、こんな感じですね。

あなたの目の前にいる人に対して
「もう少しあなたがこうであってくれたら…」
ネットニュースなどを見ながら
「もう少し世の中がこうであってくれたら…」
会社の状況を考えながら
「もう少し会社がこうであってくれたら…」

このような様々な思いです。

「そんなこと、一度も考えたことないですよ。」
なんていう人は、いるんでしょうか?
おそらく、誰でも、一度くらいは
考えたことがあるんじゃないかと思います。 “もう少し、こうであってくれたら…” の続きを読む

ゴール設定をしない目標設定

普通は、目標設定というのは
まず、ゴールを設定する。
そして、そこから逆算して
今、やるべきことを決めていく
そんな方法が一般的です。

でも、そのようなやり方とは違う
目標設定の方法というのがあります。

どちらかと言えば、
そちらの方法の方に、
親近感を感じる人が
特に日本人の場合には
多いのではないかと思ったりもします。

私自身も、会社勤めをする前、
まだ学生で、社会を知らなかった時は
ゴール設定など考えたことは
ありませんでした。

でも、それなりに、自分なりに
目標設定というのは、あったんです。
今頃になって、ああ、そういうことか。
と感じているところです。 “ゴール設定をしない目標設定” の続きを読む