繊細さは良くないことか?

うちの妻は、とても繊細です。
身体のあそこが少し痛い、
ほんの少し気分がすぐれない。
椅子のクッションの固さが気になる。

本当にものすごく繊細なところまで
敏感に感じることができます。

私は全く、その逆で、
いわゆる「鈍感」です。
多少、あちこち痛くても
まあ、こんなもんだろう。

椅子のクッションが
固かろうが柔らかろうが、
座れたらそれでいいじゃない、
それで人生、変わるわけじゃなし。
なんて感じです。

なので、お察しのとおり、
妻からは、よくお叱りを受けるわけです。
「えっー?信じられない。なにも感じないの?」
と、よく言われるわけですね。 “繊細さは良くないことか?” の続きを読む

戦前の日本人は世界を冷静に見ていた

最近、第二次世界大戦よりも
前の時代、いわゆる「戦前」の、
日本の政治家、思想家、作家、
また、それ以外の人の
様々な著作を読む機会があります。

そこで、痛感するのは、
戦前の日本人というのは、
とても冷静に世界を観察し、
かつ、冷静に分析をしていて、
視野がものすごく広かったらしい
ということです。

情報の収集や分析も、
非常に素晴らしく、
いわゆる情報機関というものも
世界の大国のレベルに近かったようです。

当時は、今よりも、
情報が共有されるスピードは遅く
また、入手が可能な情報量も
今ほど十分ではなかったと思われます。

それにも関わらず、
当時の世界の状況を
非常に適格にとらえていて
当時の米国、欧州、アジア、インド、
さらには、中東、ロシア、南米にいたるまで
かなり的確に把握をしていたようです。 “戦前の日本人は世界を冷静に見ていた” の続きを読む

始める決断とやめる決断、難しいのは?

何か物事を始める決断と
何か物事をやめる決断と
難しいのはどちらでしょうか?

これだけの言葉だと
どちらが難しいか判断するのは
難しいのかもしれませんね。

でも、もう少し前提というか
条件というものを明確にすれば
判断はつきやすくなるかもしれません。

たとえば、
何かを始めるかどうかの決断の場合です。

もともと、やるべきだと思っていたが
どうしてもやりたくなくて、
今まで、ずっと避けつづけていたこと、
それを「始める」という判断をする場合

逆に、もともと、やりたくてやりたくて
しかたがなかったけれども、
さまざまな事情で実行出来なかったこと、
それを「始める」場合

この二つは、
同じ「始める」判断といっても、
難しさは全然違ってきます。 “始める決断とやめる決断、難しいのは?” の続きを読む

人生で一番若い日はいつ?

「人生で一番若い日はいつ?」
って聞かれたら、
あなたはどう答えますか?

「もちろん、おぎゃーって
生まれた時でしょ。」
って、答えますか?

確かに、自分の人生で、
一番若い時は、生まれた瞬間なのかも
しれませんね。

でも、今、この瞬間を基準に考えたら
一番、若い時というのはいつでしょうか?

これは、答えは、一つです。

そうですよね。
今、今日のこの瞬間が、
自分の人生で一番若い瞬間です。 “人生で一番若い日はいつ?” の続きを読む

そんなんウソやで

高校時代の社会科の先生で
「そんなんウソやで。
というのが口癖の先生が
いらっしゃいました。
かりにS先生としておきましょう。

今となっては、そのS先生に
社会科、特に歴史を
教えてもらったことを
とても感謝しています。

そのS先生がいつも言われていたのは
教科書に書いてあることであっても、
「それは本当に正しいのか?」
という気持ちで読んでほしい
ということでした。

たいてい、教科書を
ザーッと説明した後に、
「教科書にはこう書いてるけどな
こんなんウソやで。」
と、言われるわけです。 “そんなんウソやで” の続きを読む

選択と集中もケースバイケース

企業の経営で、絶対に必要だと
言われていることの一つに
「選択と集中」
というのがあります。

企業の経営には
なくてはならない考え方だと、
多くの人に信じられているようです。

でも、それは常にそうなんでしょうか?

少し落ち着いて、よく考えてみれば、
「必ずしもそうだとは言い切れない」
ということがわかります。

それは、おそらくあなたも、
感じているのではないでしょうか? “選択と集中もケースバイケース” の続きを読む

年明けの成果は年末までに決まっている

若いころに、
「よし、年明けから頑張るぞ!」
と私が言った時に、
「そうか、それはいいことだ。
でも、年明けの結果は、
年末の努力で、もう決まっているよ。」
とさらっと言った先輩がいました。

その時には、
「そんなこと、今になって言われてもなあ。
もうちょっと、早く教えてよ。」
と思ったものでした。

当たり前なのですが、
1年の終わりは12月31日
大晦日です。
そして、次の年の始まりは
1月1日、元日ですね。

つまり、年の終わりは、
次の年の始まりに
つながっているわけです。

もちろん、年を越す、
年が変わるというのは、
そのこと自体に、大きな意味が
あるのだろうと思います。 “年明けの成果は年末までに決まっている” の続きを読む

予定を決めていたのに変わった時どうするか?

先日、今日の予定は
前日の夜までに決めておく、
そうすると、当日の予定は
サクサクと進んでいきやすい、
なんてことを書きました。

とはいえ、予定というのは、
前触れもなく変わるものです。
仕事の予定もそうですし、
家族の予定などは、もっとそうですね。

たとえば、今日は、
奥さんと、一緒に、
ちょっと遠いところにある
ショッピングモールに
車で、お出かけしようということで
前日の夜に話していたとします。

で、当日の朝になって、
奥さんがこう言うわけです。

「えっと、昨日は、ショッピングモールに
行きたいと思ったんだけど、
今日は、こっちのショッピングセンターで
セールがあるという広告があったの。
だから、今日は、こっちのショッピングセンターに
行こうと思うの。いいかな?」

と言ったとします。
あなたなら、どうしますか? “予定を決めていたのに変わった時どうするか?” の続きを読む

正義感というやっかいなもの

「正義感」という言葉は
どういう意味合いで
使われる言葉なんでしょうか?

あなたは、「正義感」という言葉を
聞いた時に感じるのはどちらでしょうか?

ポジティブな感じでしょうか?
あるいは、ネガティブな感じでしょうか?

ちなみに、ここで言う、
ポジティブ、ネガティブというのは
次のような意味合いです。

ポジティブというのは、
「正義感」を持っているというのは
とっても、良いことだという意味合いです。
「正義感」を持っているからこそ、
正しく人生を生きられる
というようなニュアンスです。

一方で、ネガティブというのは、
「正義感」なんてものを持っているから
人生を上手に生きられない、
「正義感」なんて、必要ない
正義感なんて持たない方が、
人生を上手に生きられる
というようなニュアンスです。

いかがでしょうか?
あなたはどのように考えられますか? “正義感というやっかいなもの” の続きを読む

自分自身が一番信用できない

「自分自身が一番信用できない。」
これは、私が信頼する
ある知り合いの言葉です。

「ええっ?何それ?」
って、思いますよね。

私も、最初に聞いた時には、
そう思いました。

でも、よくよく話を聞いていると
「なるほどなあ。」と思うことが
たくさんあったんです。

それは、どんなことかというと、
よーっく考えてみれば
あなたも思い当たることだろうと思います。 “自分自身が一番信用できない” の続きを読む