「人間は自分が考えているような人間になる」
これは、アール・ナイチンゲール
という人の本の題名です。
恥ずかしながら、本の中身は、
まだ読んだ事がないので、
大きなことは言えません。
でも、この題名、すごいなと思いました。
(なので、さっそく読もうと思います。)
この本の題名のとおり、
なんだかんだ言いながら、
人と言うのは、結局、
自分が思う通りの人になっていく
そういうことを言っているそうです。
人は自分が思う通りの人になっていく
あなたは、そうは、思われませんか?
自分のことを客観的に見るのは難しいので、
あなた以外の、まわりのひとを
観察してみるといいと思います。
「ああ、それはダメです。そこが苦手なんですよね。」
「ああ、それは無理です。自分にはできませんね。」
「ああ、それは、ちがう。自分には関係ない話ですね。」
こういうのは、よく聞く言葉です。
自分でも、しょっちゅう言ってますね。
こういう発言というか、考え方は、
自分で、自分の枠組みというのを
しっかりと作っているということです。
自分で自分という人間を決めている
つまり、「私はこういう人間です」
というのを、自分で決めているのですね。
これは、自分で意識していようが、意識していまいが、
そう口走るたびに、自分自身に
「自分はこういう人間だ」
と言い聞かせているのと同じです。
そして、日常的に、こういうことは、
来る日も来る日も続けられていく訳です。
毎日、毎日、自分で自分に
こう言い聞かせているんです。
「自分はこういう人間なんだ。」
「こういう人間」というのが
「自分はなんでもやり遂げる人間だ」
なのか
「自分は何もやり遂げられない人間だ」
なのかでは、もともと同じ人間であったとしても
いずれは、180度違った人間になります。
同じ人間が180度違う人間になる
それに、もっと問題なのは、
あなたが自分のことを
「自分はこういう人間だ」
と考えるようになった理由というのが
本当に正しいのかどうかということです。
人の評価というのは
正しくないことが多いです。
というより、本当にその人のことを
よくわかって評価している人は
おそらくそれほど多くないと思います。
あなた自身ではない他の誰かが、
無責任に評価した言葉を
ずっと自分の正しい評価だと信じていること、
これがけっこう大きな問題です。
無責任な他人の評価を信じていませんか
最初の評価が正しくても正しくなくても
それをあなたが信じて、自分に言い続ければ
あなたは、あなたの思うような人間になっていきます。
そして、結局、今の自分は、
それが、どんなに嫌な奴であったとしても、
つまりは、自分がなりたいと思った自分に
自然になってきてしまっていると言うわけです。
これって、けっこう衝撃的な話じゃないですか?
私は、衝撃的でした。
今の嫌な自分が、自分がなりたい自分だったなんて
思いたくなかったのですね。
嫌な自分も、自分のやってきた結果
でも、上手くいかなかった時の
自分の言い訳を思い出せば、
なるほど、そんなふうに考えていたよね
と思いあたるところがありました。
そして、それなら
今の自分であることは当たり前だなと、
逆に納得出来るようになりました。
となれば、やることは、決まってきます。
自分の自分自身に対する評価を見直すことです。
「自分はこういう人間だ」というのは
いったん、すべて捨ててしまうことです。
そして、自分という人間を
改めて作り直すという感じですね。
悪い評価も、良い評価も
いったんすべてご破算にして
ゼロベースで見直してみるといいですよね。
自分をゼロベースで見直す
ただし、自分の考え方、生き方を変える
というのは、そんなに簡単なことではありません。
長年、自分に言い聞かせてきたことが
今日からすぐに変わるなんてことは
まず、あり得ません。
そもそも、瞬間に考えるものは、
それこそ無意識に、出てくる感情です。
無意識になっているものを
変えていくというのは本当に難しいです。
でも、それが、少しでも出来れば、
本当にほんの少しでも出来れば、
あなたの人生は変わっていきますよね。
人が変わったようですね
「ああ、あなたでしたか?人が変わったようですね。」
「ああ、わからなかった、見違えましたよ。」
「どうしたら、そんなに変われるの?」
ほんの少し変わっただけでも、
人からはそう言われます。
そう言われれば大したものです。
「自分を変える」
もし、あなたが、いまの自分に満足していないなら
取り組んでみて損はないと思います。
自分が変われば、まわりは変わります。
ほんの少しでも変われば、それに応じて
いろいろなことが変わります。
なかなか難しいことですが
やってみる価値は大いにあると思います。
ムッシュスカラー
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