コーチとマネージャー

日本中のどこの会社でも
また,会社ではなくても
例えば野球のチームでも
おそらく同じことが言えますね。

それは何かというと
コーチとマネージャー(監督)は
全く違う役割だということです。

いろいろと勉強してみて
ようやくわかってきました。
「ちょっと遅すぎでしょ」
という感じはしますが,
それは仕方ないですね。
今まで知らなかったんだから…。

マネージャーとコーチは全く別の役割であること

最近,身近な人の行動,
世間の人の行動を見ていて,
「なるほど,そういうことか!」
と思うことが多いです。

特に優秀なプレーヤーだった
いわゆる名選手と言われる人たち,
そういう人たちは
なかなか優秀なコーチには
なれないんだなということも
ようやくわかってきました。

そうです,
そうなりたくても
そうなれないんですね。

なぜかというと
できない人の気持ち,
言い換えれば,普通の人の気持ち
それが,わからないんですね。

名選手というのは,
普通の人にはできないことが
ほとんど自然に出来てしまいます。
なので,なぜできないのかがわからない。

できない人の気持ちがわからない

なぜできないのかがわからなければ
指導のしようがありませんね。

言い方を変えれば,
自分がなぜうまくできているのか
その理由もわかっていないからです。

こうこうこういう理由で
私はうまくできたんだというところが
実はよくわかっていない。

なので,もともとできる
すばらしい選手に対しては
自分と同じタイプということで
自然に共感できますから,
たとえば「がんばれ」と励ますだけで
勝手にやってくれるわけです。

でも,これは指導ではありません。
出来ない人を出来るようにするのが指導です。
出来る人を励ますだけなら
誰でもできますよね。

じゃあ,どうやって,
出来ない人を出来るようにしていくのか?
どのようにコーチをしていくのか?
どのように指導をしていくのか?

コーチング,指導,育成はほとんどできていない

そのあたり,きちんと
コーチング,指導,育成が出来ている
会社,組織というのは
ほとんどないような気がします。
どこの会社,組織も
ものすごく困っています。

おそらく30年前から
ほとんど何も変わってないですね。

管理職というのは
マネージャーであって
残念ながらコーチではありません。
だから管理はできても指導はできません。
育成もできません。

マネージャーはコーチではない

育成するスキル自体が無い
そういうスキル自体を教えてもらっていない
そういう人がほとんどのようです。
そういうスキルを認識されていない
そんな感じでしょうか?

理想的にはマネージャーは
優秀なコーチでもある必要があるのですが,
もしそれができないなら
優秀なコーチを雇わないといけません。

マネージャーは
戦略を立てて指示を出す,
あがってきたプランについて
その是非の判断をくだす。
こういうのが仕事ですね。

しかし,一方で,
そのプランを立てるプロセスについて
どうすれば,実行可能なプランを立てられるか?
どうすれば,有用な人材を育成できるか?
それを指導できる人ではありません。

そのようなコーチとしてのスキルを
持っている人はほとんどいない,
優秀なマネージャーであっても
優秀なコーチである人はものすごく少ない,
それが世界的な傾向なんだそうです。

あなたの組織ではいかがでしょうか?
優秀なコーチはおられますか?

優秀なコーチはおられますか?

マネージャーはどこの組織でも
管理の仕事で手一杯です。

ぜひ,優秀なコーチを探しましょう。
もし,いなければ,ご自分で
コーチングを勉強してみてはいかがでしょうか?

 

ムッシュスカラー

 

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