「ボーっとする」と「休息をとる」の違い

上向きの黄色い花

ぼーっとすることと
休息をとるというのは
同じみたいで、全然、違う。

最近、インターネットで
北岡秀紀さんというかたの
Podcastで聞いた話です。

自分自身が、ちょうど、
同じようなことが気になっていたので
耳にひっかかりました。

休む時はしっかりと休む

つまりは、休む時には、意識して
しっかり休むのがいいですよ。
ぼーっとしていて、気がついたら
30分とか、1時間とか過ぎていた
というのは、休んだということにはならないよ。
そんなお話でした。

そういうこと、
あなたにはありませんか?

たとえば、疲れ切ってしまうと、
これから休憩しようと考えるまえに
知らないうちにボーっとしてしまうこと

あるいは、知らない間に
ウトウト居眠りをしていて
しっかりと眠るでもなく
かといって起きているでもなく
30分とか1時間とか過ぎているということ

ウトウトして気が付けば30分?

私の経験では、
おそらく気持ちは焦っているのですが
身体がついていっていない
そういう時なんだろうと思います。

で、私の場合には
そのあと、ものすごく後悔するわけです。

ああ、こんなことなら
最初からしっかりと寝ておけばよかった。
もし、30分しっかり寝ていれば、
かなり体調も回復したのになあ。

というような情けないことを
若いときから何度も何度も
繰り返してきたわけです。

若いときからの繰り返しです

当時の先生からは、
「要は自己管理がなっていない。それだけだ。」
とバッサリと切り捨てられてました。
まさに、その通りで、返す言葉が無かったです。

まあ、多少は以前よりも、
少なくなってきてはいるのですが
それでも、疲れがたまってくると
また、やってしまいますね。

これを防ぐためには、
やることはとってもシンプルです。
クタクタに疲れる前に、
自分で、意識して、判断して
積極的に休む事、それだけです。
とても単純な理屈です。

自分で意識して判断して休む

古い話になりますが、
高校時代の部活の
剣道部の顧問の先生も
おっしゃってましたね。

技を身につける時は、
雑にやってはいけない。
長時間、ダラダラとやらないで、
意識を集中してやること。

そして、そもそも、
意識を集中出来る時間というのは
そんなに長くは取れない。

だから、長時間、練習をするなら
きちんと積極的な休憩を入れること。

練習には積極的な休憩を入れること

そうでなければ、
正しい技を習得することはできない。
雑にやったら、雑なものしか身につかない。
それでは、上達はしない。

そんなことを言われていましたね。
根性論ではなくて、まさに正論です。
根性論が主流の当時としては
珍しい指導者だったと思います。

でも、この正論を実行するのは
実は、けっこう、難しいんです。

この顧問の先生のように
正確な目で、人を見ることができる人が
実際には少ないと思います。

正しい目を持った人は少ない

練習をやっている人が
(仕事なら、仕事をしている人が)
今、疲れているのか?
まだ、頑張れるのか?

それを正しく判断できるかどうかが
とっても重要なポイントになってきます。

これ以上頑張ってもだめだ、
仕事が雑になってミスが出るだけだ。
下手をすれば体を壊すかもしれない。
今は積極的に休息をとらせるべきだ。

そういう判断が重要になりますね。
そういう適格な判断がくだせる
優れたコーチがいれば理想的ですね。

優れたコーチがいればいいですが

ただ、普通の学生、
普通の会社員には
そんな優れたコーチは
まず、ついていません。

なので、多くの場合に、
セルフコーチングをする必要があります。
つまり、自分で自分をコーチするということです。

今、自分はどういう状態なのか?
ヘトヘトに疲れているのか?
そんなに疲れてはいないのか?
今、休憩するべきか?
もうちょっと頑張るべきか?

今、休憩すべきか、頑張るべきか?

そういうことを、
どこまで、自分で意識して
判断して実行出来るかです。

さらに、あなたが、
大きな組織に属しているなら、
これはさらに難しいですね。

自分でコントロールできないことが
とっても多く関係してくるからです。
自分で、自分の仕事量を自由に決められない、
最初は自分で決めていたとしても
組織の都合で、どんどん変わりますよね。

自分がコントロールできないところから
仕事がはいってきますからね。
それも、自分の状態とは関係なくですから
これはかなりつらいですよね。

大きい組織においてはより難しい

でも、それを嘆いていても
何にも始まりません。
少なくとも、自分で、
コントロール可能なところは
自分自身でしっかりと考えて
心身を整えていきましょう。

そして、セルフコーチングの時間は
何とかして確保しましょう。
できれば、1日の終わりに
その日、あったことについて
振り返ることができればいいですね。

ともあれ、最終的に大切なのは自分です。
社長でもない限り、最終的に大切なのは
会社ではなく、自分です。
会社のために自分を犠牲にする必要はありません。
それだけは気を付けていきたいものです。

 

ムッシュスカラー

 

PS:1日の振り返りは、日誌がおすすめです。今日、あったことを書き出して、それに対して自分でコメントするというのがいいと思います。わりと自分を客観的に見やすいですよ。

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