人がやらないことをやる

家の前の花

毎日やるって大切です。
それも、ほかの人が決して
やらないような事ならなおさらです。
それを続けていくだけで、
人から認められる可能性が大です。

こういうことは、当たり前の事だ
と思っていたのですが
最近では、あんまりはやらない、
そんな感じなのでしょうか?

最近の流行としては、
「短期間で圧倒的な成果を出すこと」
こういうことが優先されているようですね。

短期間で圧倒的な成果を出すこと

なので、成果が見えてくるまでに
かなりの時間がかかるような
どちらかというと地味な事については
見向きもされないという感じですかね。

でも、そんな短期間で、
めざましい成果が出るような
簡単な方法があるというなら
世の中、成功者で
あふれかえっているはずですよね。
でも、実際は、そんなことはありません。

そんな簡単に、短期間で、
大きな成果を上げられる方法なんていうのは、
そうそうは、無いのではないでしょうか?

そんなうまい方法は無い

シンプルな話ですが、
仕事に対して、ものすごく
お金をかけることができる。
さらにそのお金をかけることを
長期間続ける事が出来る。

要は会社に十分な資金力があって
莫大な資金を継続して投入できる、
そういう場合くらいしか
短期間で大きな成果を出すことは
出来ないんじゃないでしょうか?

いくらでもお金がつぎ込めるなら
短期間で大きな成果を出すことは
そんなに難しいことではありません。
それが一番の早道です。

お金がかけられるならそれが一番の早道

ただ、不景気の今の時代に
そんなに資金に余裕のある会社は
あんまりないだろうと思います。

なので、現実には、
金にものを言わせて、
短期間で圧倒的な成果を出す、
そういう手法も難しいんだろうなと思います。

もちろん、世界的な大企業のなかには
そういう事をやり続けているところもあります。
でも、それは本当に例外ですよね。

そういうごくまれなケース以外の
ごく一般的な企業では、
「金を使わずに、短期間で大きな成果を出せ!」
と言われる訳ですから、
「それは、無理でしょう。」
となるのが普通です。
口には出しませんが、たいていの人は、
そう思っているんじゃないかと思います。

金を使わず成果を出すのは難しい

ごく短期間の話なら、
金をかけなくても、とにかく、
ただ、ひたすら個人の仕事量を
圧倒的に増やすことで
成果を出すことは可能です。

ただし、それは、短期間の限定です。
長期間は続けられませんし、
時間当たりの生産性は高いとは言えません。
むしろ、働きすぎによる疲労のため
生産性は低下するかもしれません。

一方で、こういう短期的な手法とは別に
長期的な手法というのがあります。

長期的な視点

長期的な手法というのは、
冒頭で書いたように、
「毎日、続ける」という事を積み重ねて、
徐々に周囲の信頼を得ていく
というやり方のことです。

こっちの方は、
効果の計測がしにくいですし
結果が出るまでに時間がかかるので
なかなか会社の承認が得られませんね。

でも、こちらの方法もやっていかないと
安定した成長は得られません。

短期的なことだけ考えて
仕事をしていると次のようなことが
いつもいつも起きてきます。

短期的手法の不安

「1ケ月必死になってやった。
なんとか目標を達成した。
でも、来月はまた0から始める。
また、1ケ月必死になってやった。
なんとか目標を達成した。
でも、その次の月はまた0から始める。」

そんなことの繰り返しになっていきます。

これでは、どんなに若くて元気な人でも
そのうちに、疲労と不安が重なっていきます。

パッと上がった実績は、パッと下がります。
見事なぐらい簡単に下がります。
金だけでつながっているなら
金の切れ目が縁の切れ目です。

長期間かけた信頼関係の強み

しかし、長い時間をかけて築いた信頼関係は、
そんなに簡単にはなくなりません。

企業存続のために、どうしても
短期間で成果を出さないといけない場合
それはそれで対応する必要があります。
これは否定されるものではありません。

一方で、それだけでは、
疲れて、燃え尽きてそれで終わりです。
長期にわたって存続するための
コツコツやる仕事も必要です。

燃え尽きてしまわないために

表舞台に出てくることは
あまりありませんが
地味なことを、淡々と続ける事は、
とても意味があることですし、
効果もあることです。

華々しい仕事以外の地味な地道な仕事
時には、そういうことも
考えてみてはいかがでしょうか。

 

ムッシュスカラー

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