これだけの数字を
達成しておけば大丈夫。
そういう数字をイナフナンバー
(enough number)
ということがあります。
真面目にガンガン働く人にとって
この数字を設定しておくことは
とっても重要です。
ちなみに、働くことが
あんまり好きではない、
何とかしてサボりたい
そういう人には、
今日の話はあんまり関係ありません。
サボりたいという人には関係ない話です
このイナフナンバーの説明で
よく例に出されるのは、
飲食店のケースですね。
売上が、良くないので、
ものすごく頑張って広告を出した。
つまり、ものすごく金をかけて、
多くの人に来店してもらった。
ここまでは良かったんです。
でも、店にはそんな多くの人を
さばけるだけの店員の数も、
店員のスキルもない。
そもそもそんなにたくさんの
お客さんが来店した場合に
適切な対応ができるだけの
能力がなかったのです。
来店者は増えたけど定着しない
はじめはお客さんは
待たされても何も言わない。
しかし、店の対応が追い付いていない
そういう評判がたち始めると
新規は来なくなるし、リピートもしない、
結局、お客さんは、定着しない。
こういう話は、
結構、よくあることです。
これは、何が問題だったのでしょうか。
何が問題だったのか?
そうですよね。
最低、これだけの数のお客さんに
来店してもらえれば経営が成り立つ
その数字を設定していなかったからですね。
その数字を明確に設定しておけば、
どのくらいのお金をかけて、
どのくらいの新規顧客を獲得すればいいか
その計画を立てることができます。
なので、集客のための広告費に
どこまで金をかけるかについても
費用対効果の観点から
イナフナンバーから逆算して
考えるべきですね。
イナフナンバーからの逆算
このように、現実を厳しく冷静に見た
予測というのが、とっても大切です。
具体的な数字を出さないで
なんとなくこうなればいいなあ、
とにかくいっぱいお客さんが来ればいいなあでは、
いざとなったときに困るわけです。
サービスが行き届く範囲の顧客数、
経営が成り立つための顧客数
このケースでは、そこがイナフナンバーです。
そこを意識して、必要なタスク量を調節する。
イナフナンバーによるタスク管理
それによって、
顧客満足度を低下させることなく
お店の側のメンバーの
精神的疲弊、肉体的疲弊を
回避することが可能になります。
「とにかく目一杯頑張るんだ」
そういう精神論、根性論だけでは
最初は良くても、いずれは疲弊してしまいます。
イナフナンバーを設定して
目標をしっかりと定めて、
タスクの調節をしていくことが、
みんなの幸せにつながります。
イナフナンバーによる目標設定
もちろん、絶え間ない努力、
飽くなき改善というのは、
継続していきます。
サボっちゃだめです。
ただし、
「際限無く頑張る」
ということではなく
「目標に向かって頑張る」
ということです。
働きすぎで、何がなんだかわからなくなっている、
もし、あなたが、そんな状態なら
イナフナンバーの設定が必要かもしれませんね。
ムッシュスカラー
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