忘れることについて

夜の街

若いときには、
それほど感じなかったのですが、
「忘れること」
それに対する対応が必要ですね。
年齢を重ねると特にそう思います

でも、実は、これ
若くても同じなんじゃないか?
最近、あらためてそう思います。

会社で仕事をしていて、
そもそも、この仕事は
なんのためにやっていたんだっけ?
そもそも、このディスカッションは、
なんのためにやっていたんだっけ?

そもそも、何のためにやっていたんだっけ?

そう思わざるを得ないような状況に
遭遇することが、よくあります。

最初に、あんなに説明したのに、
仕事の方向性が、どんどんずれていく。

最初に、あんなに説明したのに、
ディスカッションの方向性が、
どんどんずれていく、
そんな事が、よくあります。

「何でそうなるのかな?」
と思いますよね。
でも、仕事の中で、
新しい事態が発生すると
あっと言う間に、その対応に追われる。
気が付けばそれだけをやっている。

ディスカッションの中で、
新しい話が出てくると、
気持ちがそっちにいっちゃうんでしょうね。
どんどん、論点がずれていく
新しい話の方が、面白いからでしょうね。

新しいことに気持ちを奪われやすい

で、その時は、
自然な成り行きとは言え、
最初に説明した
そもそもの前提条件や目的というのは
ものの見事に忘れ去られます。

それくらい人間というのは、
忘れるものなんだろうと思います。
というか、ひとつ新しく何かを考え始めると
その前考えていた何かはどこかに飛んでいく、
そんな感じでしょうかね。

まあ、もちろん、そのおかげで
助かっている事もたくさんあるので、
一概に忘れることが悪いとは言いません。

嫌なことも、傷ついたことも
次々と起きてくることに紛れて
時間が経てば自然と忘れ去られます。
なので「忘れる」ことは
悪いことばかりではありません。

忘れるのは悪いことばかりでもない、ただ…

ただ、何かひとつの事を
やりあげていくときは、
最初に決めた事、つまり
そもそもの前提、目的というのは
忘れずにやっていくことが必要ですね。

とにかく、人間は忘れる。
大切なことでも、あっさり忘れる。
それは、心得ておく必要がありそうです。

最初に決めた事を忘れないための対策、
そもそもの前提を忘れないための対策、
そもそもの目的を忘れないための対策
仕事を確実に進めていく上で大切なことです。

いちばん簡単で確実なのは
毎回、毎回、くどいくらいに
何度でも伝えていくことです。

毎回、毎回、伝え続けること

ただ、それも、マンネリになると
効果は低下しますよね。
なので、手を変え品を変え、
そもそもの前提条件、
そして目的というのを
うまく「伝え続ける」ことが
ポイントになってきます。

地道に「伝え続ける」
やってみたら案外難しいです。
でも、逆にそれさえ出来れば
いろんなことが達成できやすくなる
それは本当だと思います。

さて、あなたは、いかがでしょうか?
「伝え続ける」こと
やっておられますか?

 

ムッシュスカラー

 

PS:もちろん、やっているうちに、前提条件を変える必要が出てきたり、目的そのものを変更したりする必要が出てくることがあります。それはそれで考えればいいことです。ただ、それも、前提条件、目的を伝え続けていればこそです。「伝え続ける」ことをやっていないと、わけがわからない間に、道に迷ってしまうことになります。そうならないように、「伝え続ける」ということはやっぱり大事だと思います。

 

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