「満足したらそれで終わりだよ」
よく、お師匠さんから
言われました。
「満足してしまったら、
そこが頂点だよ。
後は、落ちていくだけだよ。
それでも、よければ、
僕は別にかまわない。
あなたの問題だからね。
でも、僕は、死ぬまで
成長していきたい。
死ぬときが最高でありたいね。」
死ぬ時が最高でありたい
と、さらっと言ってのける人でした。
その言葉の重みというのは
当時はあまりよくわかっていませんでした。
でも、年齢を重ねるにつれて、
その重みはどんどん
大きくなっていくばかりです。
年をとればとるほど
人間、賢くなるのかというと、
必ずしもそうでもないみたいです。
老化、加齢というのは、
なにか をやりたいという意欲、
今以上に、向上したいという気持ち
いわゆる向上心というのが、
どんどん失われていく事のようです。
意欲、向上心が失われるのが老化
これは、以前書いた
イナフナンバー、
(これくらいあればOKという数字のこと)
とは、一見、逆の発想に見えます。
でも、どちらも正しいと思います。
このあたりが、若いときは
全く区別がつかなくて、
「なんじゃこりゃ?」
と言っていた記憶があります。
ここまでやっておけば、
とりあえずそれでいいということと
満足してしまったら終わりというのは、
一見矛盾するように見えますが、
決してそうではないですね。
話の前提をしっかりとおさえておく
その話の前提というのを
しっかりと押さえておかないと
話がぐちゃぐちゃになりますね。
もう、ぐちゃぐちゃになってますか?
成長を続けていくためには、
イナフナンバーの設定は必要です。
ある程度の達成ラインを設定しておかないと
延々と意味のない仕事を
続けてしまうリスクがあります。
ただ、単に同じ行動を続けるというのは
それも、一種の現状維持であり、
満足しているのと同じです。
成長していくには、それではいけませんね。
自分自身のことを、冷静な目でみつめて
自分の行動を見直す。
自分自身を冷静な目で見つめ、行動を見直す
この行動は本当に意味があるのか?
漫然とつづけているだけではないか?
今すぐにやめて、別のことをした方がいいのではないか?
そんなことを日々確認しながら
成長していくということのようです。
これだけやっておけばいい
これだけやっておけば、
死ぬまでずっと成長を続けられる、
そんな万能の方法はないようですね。
だからこそ、死ぬまで努力を続ける。
自分自身をみつめ、見直しを続ける、
それを続けた人だけが、死ぬ時が最高だ
と言えるようになるんだろうと思います。
なかなか骨の折れることですし、
簡単なことではありません。
でも、やりがいはあるんじゃないかと思います。
あなたは、どう思われますか?
ムッシュスカラー