人は誰でも、心の奥底では
無難な人生ではなく
波乱万丈の人生に
あこがれているものです。
それが証拠に、あなたも、
コミック、アニメなどで
ヒーローものや、ヒロインものが
好きではないでしょうか?
主人公が、数々の苦難に出会いながら
その苦難を乗り越えて、
最後は、すばらしい結果を得る。
そういう物語に心を躍らせますよね。
物語に心躍らせる
最近では、「鬼滅の刃」とか
「進撃の巨人」とか
ちょっと古いですが、
「沈黙の艦隊」とか
(コミックばかりですみません…。)
なぜ心が躍るのか?
それは、自分自身を、その主人公に
投影しているからですね。
つまり、自分自身も、そういう経験を
やってみたいと心の中で思っている、
そういうことになりますね。
ただ、現実に、実際に、
自分が、その苦難にあって
その苦難を乗り越えるために
しんどい冒険をやるのは
嫌なんですよね。
(実際、無理ですし…)
疑似的に苦しい体験をする
だから、現実の体験、
自分の人生の実体験ではなく、
あくまで、疑似的に
その体験をしているという感じです。
で、それがどうしたの?
と突っ込みがはいりそうですよね。
なぜ、こんなことを書いたかというと
人生で苦しいときには
こういう疑似体験も
まんざら、無駄ではないんじゃないか
なんてことを思うからです。
疑似体験は無駄ではない
こういう波乱万丈の物語について
たとえば、コミックを読んだり
アニメを見たり、小説でもいいですね、
自分の心を躍らせるというのは、
決して悪い事ではないと思います。
ただ、波乱万丈といっても、
あまりに現実離れしたファンタジーよりは
少しは現実味のある話、
いわゆるリアリティがあるもの
がおすすめですね。
どういう時に役立つかと言えば、
たとえば、仕事で何か大失敗をしたときなど
なんで、こんなことになってしまったんだろう
そう思って、打ちひしがれている時ですね。
(わたしも何度もそういうことがありました。)
打ちひしがれた時に…
そんなときに、そういう
波乱万丈の人生を送ったヒーロー
あるいはヒロインのことを
自分に重ねてみるわけです。
今は、こんなにボロボロだけど
あと10年もしたら
立派になっているんだろうな。
その時には、
「あの時は、苦しかったね、」
とか言って、
みんなに自慢話をしているんだろうな。
なんてことを、その苦しい心の中で
考えられるといいですよね。
そうすると、その時の苦しい気分
泣きたい気分、どこかに
逃げて隠れてしまいたいような気分
そういうネガティブな気持ちが
すべてきれいに吹き飛んでしまう…
なんてことは言いません。
その程度のことで
打ちひしがれた心が元に戻って
心身共に回復して立ち直れるなら、
誰も苦労はしないです。
そんな簡単な話ではありません。
そんなときに、
すぐに立ち直れるような人は、
そもそも、大失敗なんて、
何とも思っていません。
失敗は成功のもと、
どんどん失敗したらいい
そういうたくましいメンタルを
もともと持っている人です。
もともと強い人もいますが…
私などはそうではありません。
その時は、
「自分はなんてダメなんだ。」
「どうしていつもこうなんだ。」
「ああ、もう逃げてしまいたい。」
なんて思っているわけです。
でも、ほんの少しでいいです。
ほんの少しだけ、自分自身を
横から見るというか、
後ろから見るというか
遠くから見てみるんですよね。
そうすると、ほんの少し
気持ちが楽になります。
「もう一度やってみよう。」
そんな気持ちがほんの少しですが、
でてきます。
ほんの少し気持ちが変わる…
こういうメンタルの強さは
人によって全然違うのでしょうが
それまでに、波乱万丈の物語を
読んだことがあるか、見たことがあるか
それで、少しは差が出てくるように思います。
心がおどる、
血が騒ぐ、
手に汗を握る、
そんな波乱万丈の物語。
仕事とは直接は関係ないことですが、
波乱万丈のストーリー、
日頃から読んだり、見たりして
心を動かしていくこと、
おすすめです。
ムッシュスカラー
PS:ちなみに、波乱万丈の物語のなかでも、名作、古典というのは、読んでおくといいですよ。こういうものは、長い時代を経て、多くの人の評価を経て、今も消えてしまわずに、評価されているものです。そういう物語から得られる教訓のようなものは、どの時代でも通用する内容であることが多いですね。自分とは直接関係が無さそうでも、一度、読んでみる、見てみるといいと思います。