本当のこと言ってます?

あなたは、人と話をする時
本当のことを言ってます?

別にあなたが嘘つきだと
言っているわけではないですよ。

でも、あなたが、普段、
口に出して話していることは
本当の自分の考えでしょうか?

なぜ、こんなことを書くかというと
自分自身、本当の気持ちとは
全然違うことを口に出していることが
案外、多いことに気が付くからです。

もちろん、あなたがそうだとは言いません。
あくまで私の場合の話です。

それも、自分のことでありながら、
本心と違うことを話していることに
自分で気が付いていないんですね。

「あれっ?本当はそうじゃない?」

じっくりと考えて初めてわかることです。
日常の流れにまかせて、
普通に生活している時には
全く、そんなことは気付きません。

「自分は常に本心を口にだしている。」
そう、思っています。

でも、ちがうんですよね。
よ~っく冷静に自分を見直してみると
本心は全然違うみたいです。

本心は全然違う

たとえばこんな感じで
口に出すことないですか?

「ああ、それでいいです。
私も賛成です。」
「ああ、そうです。
私もそう思っています。」
「ああ、なるほど。
私も納得です。」

こういう返事をしている時
本当は、そうではないことって
けっこうあるんじゃないでしょうか?

何も考えてない?

何も考えてなくて
とりあえず返事だけしてませんか?

仕事でも、プライベイトでも、
こういうことって、ないでしょうか?

無意識のうちに、自分の本当の気持ちを
いつわって口に出している。
というか、自分の本当の気持ちを
考えることをまったくしていない。

とりあえず、考えないで、
言葉を口に出している。
そういうことって多いなあと思います。

「本音」と「建て前」

もちろん、世間というのは、
「本音」と「建て前」で動いています。
社会に出て、世間というものを知れば知るほど、
「本音」と「建て前」は違う
それは、よくわかります。

普通に会社に入って
長い間、会社員をやっていると、
意識して、「建て前」で
しゃべるようになりますね。

だから、自分の「本音」とは違うことを
つまり「建て前」を、
ほぼいつも口にだすことになる。
それは社会人であれば当たり前ですよね。

それついては、
別に問題だとは思いません。
世間を渡っていくうえで
必要なことだと思います。

問題は「本音」がわからなくなっていること

ただ、問題になるのは、
「本音」を口にだしているつもり
だけれど、実はそれが、
「本音(本心)」ではないという場合です。

自分では「本音(本心)」だとおもって
口に出したはずなのに、
実は、「本音(本心)」は
そうではなかったという場合です。

自分自身で、今、口に出したことが本心だ
と思い込んでしまっているということ、
それがとっても問題なんだろうと思います。

あとで、ゆっくりと考えてみたら
「実は違うんだよなあ」ということが
だんだんとわかってくる、
そんな感じでしょうか。

ゆっくり考えるとわかってくる

なんてことを書いていると
「私は、そんなことないですよ。
私は、自分の本心はよくわかっています。」
そういう反論をされるかたも
おそらくいらっしゃると思います。

もちろん、それを否定する気はありません。
そういう方もいらっしゃると思います。
みんながそうだとは思いません。

ただ、あくまで、自分の経験と、
いろいろな人の話を聞いていて、
今、私が、思うことです。

私が思うことです

たぶん、自分を含めて多くの人が
「実は、自分のことを、よくわかっていない」
そんな感じなのではないかなと思います。

この年になって本当によく思います。
正社員の時代には、そこまでは
考えが及ばなかったのかなと思います。

おそらく、正社員で仕事をしていた時には
そんなことを考えるために時間を作る
という余裕がなかったんでしょうね。

というか、そういうことを考えることに
価値があるとは思わなかったのかもしれません。

今は再雇用になって、正社員の時代よりも
わりと時間に余裕がある立場になっています。

時間に少し余裕が出来ました

そのおかげで、自分のことを
ゆっくりと考える時間が
正社員の時よりも、
とりやすくなりました。

それで、わかるようになったというか、
いろいろと考えて、
いろいろと感じるようになった
そういうことかもしれないですね。

もちろん、今でも、
よほどその気にならないと
自分のことを見つめるということは
なかなかできません。

このブログを読んでいるあなたは、
毎日が忙しくて、自分のことを
見つめる時間がとれないのかもしれません。

いえ、あえて、
自分のことを見つめる時間を取らない、
そこは、目をつぶっておく、
そういう方もいらっしゃるんでしょうね。

あえて時間をとらないのかも

本来の自分が考えていたこと
本来の自分がやりたかったこと
本来の自分が大切と思っていること

そういうものが、
どんどんアバウトになって
そのうちに、考えること自体をやめている
そんな感じなのかもしれないですね。

ある日、気が付けば、
もともとの自分の考えていたことと
まったく正反対のことをやっている。
まったく正反対のことを言っている。
そして、そうなったことに気付いていない。

もしかしたら、そんな感じに
なっているのかもしれません。

本当にやりたいこと、本当の夢

自分が本当にやりたいことは何だろうか?
自分が大切にしていることは何だろうか?
これから将来どんな夢があるんだろうか?

若くても、そうでなくても、
こういうことを考えるのは大事なことですよね。

忙しい毎日を送っているあなたも
時には、時間をつくって、
そんなことを考えてみるのも
いいのではないでしょうか?

よくある言葉でいえば
「初心に帰る」
ということでしょうか。

今回は、かなり抽象的なお話でした。
ちょっと重かったでしょうか?
ともあれ、あなたの
何かの参考になれば幸いです。

 

ムッシュ・スカラー

 

PS:自分がこれまで、主に会社を通じて、世間でつきあってきた人たちのなかには、何を考えているのか、全く見当がつかない人が、たくさんいらっしゃいましたね。「本音」と「建て前」と書きましたが、どれが「本音」でどれが「建て前」なのか、さっぱりわからない、そんな人もたくさんいましたね。

PPS:なので、世間には、そもそも、今日書いたようなことなど、考えたこともない、考える必要もない、そんな人もたくさんいらっしゃるのかもしれませんね。

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