一体,一日何時間働けばいいのか?

一体,一日何時間働けばいいのか?
新人社員でMR(医薬情報担当者)をしていたころ
時々考えていたことです。

製薬メーカーの新入社員として
入社した1984年頃,
世はまだバブル崩壊前,
働いたら働いただけ
労働時間に比例して
成果が出るような感覚がありました。

とにかく長時間働けば
それなりの成果が上がる,
そんな感じがする時代でした。

当時のMRの先輩方を見ていても
とにかく朝早くから
夜遅くまで,病院を訪問して
ひとりでも多くの医師に面会すること,
ひとりでも多くの医師を接待すること,

ひとりでも多く面会すること

それが営業実績に
直結しているようでした。

週末や休日となれば
接待ゴルフや
病院のゴルフコンペに
毎回のように参加する。

そういうのが当時の
MR,いえ,当時は
プロパーと言われていました。
現在の医薬情報担当者ではなく
医薬品のプロパガンダをする人
純粋に宣伝活動をする人
だからプロパーですね。

そんな感じでした。

で,当時から
そんなに朝から晩まで
働いて,どこまでやれば
OKということになるのか?

どこまでやればOK?

自分は,他社よりも
常に遅くまで病院に居残って
医師に面会してましたし
営業活動を終えて病院を出るのは
誰よりも遅いという自負はありました。

ただ,その一方で
今は,自分より遅くまで働くような
馬鹿な他社の営業はいない,
しかし,もし,自分と同じくらい
遅くまで働くやつが出てきたら
どうしたらいいんだろう?

ずっとそんな疑問がありましたね。
また,こんな働き方をしていると
担当できる医師の数,
担当できる施設の数,
担当できる診療科の数

自分の仕事量が限られている以上
ある程度以上は増やせない。
どんなにがんばっても
人の3倍くらいが限界かな。

どんなにがんばっても3倍が限界?

たまに,そんなことを考えていました。
でも,新人のころは
そこから先はそのうち解決するだろう
と思って深く考えなかったのですね。

で,その疑問は結局,
会社の誰に聞いても
解決しませんでした。
少なくとも,自分の周りの人は
誰もその解決法を
教えてはくれませんでした。

最初に解決方法を教えてくれたのは
たまたま紀伊國屋書店で
見つけた本でした。

その本については
また,次回紹介したいと思います。

 

ムッシュスカラー

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