アドバイスの受け取り方

がく紫陽花

人からのアドバイスの受け取りかた、
これは、人によってかなり違います。

よくある話ですが、
「あの人のアドバイス通りにしたのに、
全然、上手くいかなかった。」
という人がいます。

一方で、同じアドバイスを受けた別の人は
「あの人のアドバイスが、とても参考になった。
とても上手くいくようになった。」
と言います。

この二人の違いは何でしょう?

このちがいは、なんなんでしょう。
上の文章では、それがわかりやすいように、
少し表現を変えています。

そうですね。
前者は、とにかく、アドバイスの通り、
いわゆる言われたまま、何も考えずに、
とにかく、その通りやってみた。
そんな感じでしょうか?

後者は、アドバイスはあくまで参考で、
完璧に言われた通りにしたのではなく、
自分が使えるように
自分なりにカスタマイズして
やっていったのでしょうね。

その通りやるか?カスタマイズするか?

いわれたまま、その通りやるか、
自分でカスタマイズしてやるか?
冒頭の例ではカスタマイズした方が
良いように書きましたが、
その通りやる方がよい場合もあります。

これは、その人の状態にもよります。
ケースバイケースですから
一概にどちらが良いとは言えません。

でも、そういう方法論よりも
実はもっと大切なことがあります。

実はもっと大切なことがあります

それは何かというと、
成果が出る、成果が出ないの
責任が誰にあるか?
それをどう考えているか?
ということです。

冒頭のケースでは、
前者は、
「責任は、アドバイスをした人にある」
と思っています。
上手くいかなかったのは、
アドバイスが悪かったからだ。
自分のそのとおりやったんだから、
自分には責任はない、という考え方です。

後者は、
「責任は、自分にある」
と思っています。
アドバイスが、どうであれ、
それをどのように取り入れたにせよ、
最終的に、そうしたのは自分なのだから
責任は自分にある、そういう考え方です。

そこが根本的に違います

そこが、根本的に違います。

すべての行動の責任を
自分で引き受けられるかどうかは、
人との信頼関係を構築していく上では、
大きなポイントになります。

その人が信頼できる人なのか、
あるいは、そうではないのか?
それは、上手くいっている時ではなくて、
むしろ逆境の時にわかります。

逆境の時にわかる

自分のやってきた事を、
(もちろん失敗であっても)
自分の責任として、
客観的に振り返り
分析して改善できる人は、
必ず、再起していけます。

自分がなぜ失敗したかが、
わかるからですね。
自分の責任として考えて、
やっているからです。

しかし、単純に誰かに言われた通り
それだけをやってきた場合は、
上手くいっている時はいいのですが、
逆境の時には、もろいです。
自分で考えてこなかったからですね。

言われたことだけやる人は、もろい

長い目で見て、伸び続けていきたいなら、
人からのアドバイスをもらいながら、
かつ、自分の頭をフルに働かせて、
やっていくことが必要です。

自分ひとりだけの考えにこだわらず
また、一方で、全面的に
誰かに依存するわけでもなく
自分の意見と他人の意見を両方
うまくミックスさせること。

そのうえで、自分の頭で考えた
ベターな方法、ベストな方法で
成果を出していくということでしょうね。

自分だけでということにこだわらない

自分だけの力でやりぬくというのに
そんなにこだわる必要はないですし
何かに頼りきってやっていくわけでもない。
ちょうどよいバランス感覚が必要です。

「100かゼロか」、「All or Nothing」
そんなことではありません。
ちょうどよい加減、よいバランスが大事です。
バランス感覚を磨いていくといいですね。

 

ムッシュスカラー

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