仕事をしていても、
日常の生活を送っていても
誰でも、不安になることがありますよね。
何となく漠然とですが、
「これ、大丈夫かな?」と思うこと、
あなたもないでしょうか?
そのような不安を解消するには
どうしたらいいでしょうか?
とにかく、楽観的に
「大丈夫、問題ない!」と
自分自身に言い聞かせますか?
それで不安はなくなるでしょうか?
よく聞く話として、
「とにかく楽観的に考えていれば
楽観的な結果を引き寄せることができる」
というような
「引き寄せの法則」
がありますね。
正直、それが正しいのかどうか、
私にはわかりません。
ただ、もしそれが正しいとしても
そもそも不安があるときに、
自分自身の本当の心に対して
一点の曇りもなく、100%楽観的に
「うん、大丈夫だ!」
と心の底から考えることができるでしょうか?
個人的には、
「とにかく楽観的に考えたらいいんだ!」
というだけでは難しいと思います。
「とにかく楽観的になれ!」は難しい
心から楽観的に考えられるためには、
「これなら、楽観的に考えられるぞ!」
というような、自然に楽観的に考えられるだけの
条件を整える必要がありますよね。
となると、どうすれば、不安な中で
楽観的に考えることができるのでしょうか?
なかなか難しそうな話ですが、
実は、不安な中でも、
楽観的に考えることができる、
そんな方法があります。
その方法は何かと言えば、
言ってみればシンプルな方法です。
それは
「想定される最悪の状態を明確にする」
ということです。
「最悪の状態」を「明確」にする
「最悪の状態」を「明確」にした結果、
その最悪の状態(結果)が、
自分で受け入れられるなら
その時点で、不安は不安でなくなります。
なぜなら、
たとえ、最低、最悪、
そんな結果になったとしても
それでも、生きていけることが
自分自身で納得できたからです。
そうすれば、腹がくくれます。
言葉を変えれば楽天的になれます。
「なるほど、最悪の事態になっても
生きていけるな。」
「命まで取られることはないな。
だったら、やれるだけやってみよう。」
そんな感じですね。
ただ、ここで難しいのは、
この「最悪の事態」というのが、
案外、具体的に考えられないんですね。
具体的に考えられない…
たいていがぼやっとした
抽象的な想像で終わりがちです。
「最悪の事態」について、具体的に
たとえば、
「給料が10万円下がる」だとか
「貯金が100万円なくなる」だとか、
「会社に辞表を出す」だとか、
できるだけ明確なものになると
腹がくくりやすいですね。
「これくらいなら大丈夫」
そう思えるなら、あとはやるだけです。
逆に、
「これはどうしても受け入れられないな。」
「もしダメだった時は、食べていけないな。」
「家庭崩壊で、生活が出来なくなるな。」
そう思うなら、やめといたほうがいいですね。
こういう考え方について
「悲観的に準備し、楽観的に実行する。」
という言い方をされる方もいらっしゃいますね。
悲観的に準備し、楽観的に行動する
「最悪の事態」というのは、
どうしても目をそらしたいものです。
でも、その「最悪の事態」をできるだけ
明確に、具体的に想定しておくことです。
そうすることで、不安を解消して
楽観的に行動できるようになれます。
すでに世間の修羅場を
何度もくぐってきているあなたなら
すでに、十分にご存じのこととは思います。
ただ、新しいことに取り組むときには
誰でも、このことは忘れがちになります。
今日も、自戒の念をこめて書いてみました。
ムッシュスカラー
PS:最悪の事態を想定するためには、やはり、書くということがおすすめです。頭の中だけで、最悪の事態を想定すると、訳が分からなくなって、さらに不安が広がります。紙に書き出してみるといいですね。