健康診断の上手な利用の仕方

「ええ?こんなに異常値が?」
健康診断の結果報告書を見て、
そう叫んでしまったことはありませんか?

日頃、自分の体に関して
病気の感覚は何も無いにも関わらず、
健康診断を受診すると、
多くの項目で、臨床検査値異常が
指摘されてくることがあります。

実際、健康診断の報告書で
全く異常値がないという人は
ほとんどいないのではないかと思います。

普段、あまりストレスが無い人でも
この健康診断の結果報告書が、
けっこうなストレスになったりしますね。

いっそ、健康診断を受けなければ、
ストレスからは解放されるのに…。
なんて思ったりもしますよね。

もしかすると、
健康診断を受けない方が
健康のためにはいいのでは?
なんてことまで思ったりします。

実際、健康診断を
まったく受けない人の集団と
毎年きっちりと受け続けた人の集団とで、
どのくらい健康状態に差があるのか、
比較したデータがあると面白いのにな
なんて思ったりします。

まあ、そうは言っても、
今の時代、会社勤めをしていたら、
健康診断をパスするわけには
いきませんよね。

健診はパスできない…

健康診断の受診が必須なら、
そこは割り切って、
できるだけストレスフリーで
受け流したいものです。

そのためには、
臨床検査値の意味合いも
ある程度は自分で勉強しておくと
いいかもしれませんね。

この数字がこれくらいなら
まあ、そんなに問題はないなあとか
放置しておいても大丈夫だ、
という程度の知識ですね。

いずれにしても、
検査値の正常値、異常値というのは
あくまで集団のなかで
その値が、どのあたりに
位置しているかの指標ですね。

正常値、異常値の意味合い

正常値は比較的平均値に近い数値ということです。
異常値は比較的平均値から遠い数値ですね。
(厳密な定義ではなくおおまか話です。)

逆に言えば、
どのような集団においても
必ずばらつきというのがあります。
平均値から遠く離れた値の人が
必ず存在するということです。

当たり前ですが、全員が
平均値であるわけはありません。
必ず個人差というものがあるわけです。

なので、臨床検査値が異常値だから
必ず病気だというわけではないですね。
単なる個人差に過ぎないと
考えることも可能なわけです。

異常値は個人差に過ぎないかも

そのあたり、臨床検査値に
一喜一憂することなく
検査値が意味することを、
自分なりにじっくりと考えて、
自分なりの健康対策を
考えていくと良さそうです。

ちなみに、
「病気」は「気を病む」と
表現される通りで
精神的に不健康な人は
必然的に、肉体的にも
不健康になります。

この精神的な部分を
臨床検査のデータで
フォローするというのは
不可能ではないのでしょうが、
かなり難しそうな気がします。

ということで、
今日は短めですが、
健康に関して、最近、
考えていることを
ざっくりと書いてみました。

 

ムッシュスカラー

 

PS:正常値、異常値は、平均値からの逸脱の程度を示していると書きましたが、そもそも、平均値の人が最も健康なのかどうか、そのあたりもあやしいですね。平均から外れている人の方が健康な場合もあるわけですから。このあたりは、様々な臨床検査値について、いろいろと新しい知見が出てきているようです。

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