でも、自分は違う

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医学の世界では
症例検討会というのがあります。

病院に所属する医師が
自分が担当している症例について
それぞれに経過を発表します。

その治療方針、治療方法に対して
それぞれの意見を述べあうというものです。
他の医師のいろいろな考え方を参考にして
よりよい治療に役立てようというものですね。
カンファレンスと呼ばれたりします。

もちろん、医学の世界に限らず
このような事例検討会というのは
どの業界でも、行われていますよね。

でも、そのような検討会に出ても
「ああ、でもそれは自分とは違う。」
といって、全く参考にしない人
結構多いんじゃないでしょうか?

情報として知っていても
自分のこととして利用しようとはしない
そんな人が圧倒的に多いように思います。

でも、自分は違う

そういう人とは逆に、

「この事例は、一見、
自分のケースとは違うように見える。
でも、ここの部分を少し変えれば利用できそうだ。」

そう考える人もいます。
他人の事例を、自分の事例に当てはめて
どん欲に利用しようとする人たちですね。

もちろん、全くそのまま利用は出来ないので
自分の事例に利用できるように
上手に形を変える必要があります。
そこが肝になりますね。

こういう人たちは、自分以外の人から
どんどん有用な情報を引き出していきます。
他の人の知識、知恵、情報を
どんどん自分のものとして
利用していこうとする人たちです。

他人の知恵を自分のものにする

最初に書いた
「でも、自分は違う」
そういう人たちと
後に書いた
「どうしたら、自分に利用できるか?」
そう考える人たちと
どっちが、仕事の成長が早いと思いますか?
明らかに後者ですよね。

ちなみに、私自身は、もともとは
「でも、自分は違う」
と考えるタイプでした。
でも、ようやく、少しですが、
他の人の考えも取り入れられるように
なってきました。

「この人の、この事例で、
自分が利用できるところはどこだろう。
何か、自分のために利用できることはないか?」
そんなことをよく考えるようになりました。

自分用にカスタマイズする

自分の周りで起きていること
自分が目にする事例、自分が読んでいる本、
そのどれからも自分に役立つ情報はあると思います。
事例や本だけでなく、人も参考になりますね。
参考にしたい人っていますよね。

もちろん、すべてをそのまま
まるごと利用できるわけではありません。
その一部を、自分が使えるように
すこし形を変えて利用するわけです。
すべてを一から考えるよりよほど早いです。

自分以外の人の事例を
どんどん参考にするといいですね。

 

ムッシュスカラー

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