もし、世界を変えたいのなら

会社を良くするぞ!
日本を良くするぞ!
世界を良くするぞ!

こういう話は壮大で面白いですね。
いろいろと話が弾むことも多いです。
でも、その実現のためには、
どうしても避けてとおれない
そんなものがあります。
それは何だと思いますか?

そうですね。それは、
自分の足元の集団ですね。
自分が属する最小の集団です。
会社で言えば、自分が所属している
最も小さなグループです。
そして、プライベイトで言えば家族です。

最も小さな集団、そして家族

小さいときから、
よく聞かされてきた話に
次のような話があります。

「家族の幸せを実現できないようなやつが
どうして、日本の幸せを実現できるのか?
ましてや世界の幸せなど問題外だ!」

こういう理屈に対して、若い時には、
「いや家族を良くするには
社会を良くすることが必要であり
もっと言えば日本を良くすることだ!」
と言って、反発しませんでしたか?

個人を良くするには
その所属している集団を
まず何とかしないといけない!
そっちの方に気持ちが行ってしまいがち…
そんなことはなかったでしょうか?

個人を良くするために組織を良くする?

でも、よくよく考えてみたら
目の前の人を幸せに出来ない人が
その他大勢の人を幸せにできるか?
自分自身を何とか出来ない人が
組織を何とかすることが出来るか?

あらためて一から考えてみると
何をするにしても、
今よりも状況を良くしようとすれば、
やっぱり、最終的には、自分自身を変えること
そこに行き着いてしまいます。

強大な政治の力、
膨大なお金の力、
そういうものを背景にすれば
自分自身を変えることなしに
組織を無理矢理に変えることは
もしかしたら出来るのかもしれません。

強大な力があれば出来るかも?

しかし、そんな政治力も
権力もお金も持ち合わせていない
普通の人にとっては、夢のような話です。

やはり、その前に、変えるべきは
自分自身ということなのかな、
それが本当のところかな、
今は、改めてそう思います。

組織を変えるということについても
なぜ、変える必要があるのかと言えば
自分がやりにくいからですよね。
それなら、自分を変えることで
多少なりとも状況は変わります。

家族がどうもうまくいかない
なら、家族を変える?
と言ったって、どうしますか?
家族を取り換えるわけにはいきません。
両親や子供は交換できません。
家族はそう簡単には変わってくれませんよ。

家族はそう簡単には変わらない

家族に限らず、自分の都合の良いように
人を変えようとしてもそれは無理です。
人が人を変えることは出来ません。
それは、夫婦であってもそうです。

夫なら、妻を自分の思うように変える?
妻なら、夫を自分の思うように変える?
そんなことは、一生かかっても、まずできません。
人を変えるというのは無理です。

でも、自分を変えることなら出来ます。
と言いたいところですが、
それは、やっぱり、言い過ぎで
出来る可能性があるというくらいです。

自分が他人を変えられる可能性はゼロですが、
自分が自分を変えられる可能性はゼロではありません。

自分を変えられる可能性はゼロではない

可能性が高いのは自分を変えることです。
自分が変わればそれに付随する
いろいろなことに変化が出てきます。
当然ですが、夫婦なら、相手に
少し変化が出てくるかもしれません。

でも、それは、相手を変えたのでなくて
自分が変わったことに対して
相手が反応を変えたということです。
相手が本質的に変わったわけではありません。

この関係は、組織においても同じです。
あなたが、変われば組織の反応も変わります。
あなたからみたら組織が変わったように見えます。

そうやって、自分を変えていけば
世界が変わっていくということです。

自分が変われば、世界が変わっていく

これなら、何となく世界が変わることも
夢ではなくなりますね。
一度、真剣に自分を変えることについて
考えてみられてはいかがでしょうか?

 

ムッシュスカラー

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