コンサルタントの指導方法として
二つの方法があるそうです。
一つは「自立」を目的にする方法
一つは「依存」を目的にする方法です。
コンサルタントの二つのタイプ
つまり,コンサルティングしている顧客が
自分の頭で考えて,自立して生きていくことを
ゴールにするタイプが一つ
もうひとつは,コンサルタントが,
顧客をずっと世話をし続ける
つまり,依存関係を続けていくこと
それをゴールにするタイプがひとつ
これら二つのタイプがあるそうです。
で,顧客の立場で考えて
「優しいな,頼りになるな」
と思うのはおそらく二つ目のタイプ
つまり,依存関係をゴールとする
タイプだと思います。
優しくて頼りになる依存型
このタイプのコンサルタントは
常に顧客からの連絡を
受けられる体制を取っており、
いつでも,何でも,
聞けば答えてくれる。
とっても安心で頼りになる先生
という感じですね。
一方で、自立をゴールとする
タイプは、そうではありません。
なんでもかんでも教えてはくれません。
「質問するまえに,まずは,
自分で考えて,やってみろ!」
という感じになりますね。
問題の解決を代行するのではなく
問題をどのように解決するか?
そのための能力をつけてもらう
ゴールはそちらです。
厳しくて楽ではない自立型
もちろん、最初は、
やってみせるということは
当然あるのですが、
そのコンサルタントがいなくても
顧客が自分だけでも,
問題を解決できるように
いろいろな指導をしていきます。
ですから,まあ,厳しいですね。
で,こちらの場合は,
ある程度のレベルになれば卒業です。
依存関係が継続することはありません。
逆に依存する関係を
継続するタイプの場合、
先生と生徒という関係は
ずっと続いていきます。
なので、コンサルタント側は
ずっと顧客から収入が入り続ける
というメリットがあります。
顧客側も、何も考えなくても
コンサルタントが何とかしてくれる
という安心感があります。
ビジネスの一つの形ですが…
これは,一つのビジネスの形です。
というか、現在のビジネスと
いわれるもののほとんどは
このタイプかもしれませんね。
ただ,それぞれの個人の
成長というものを考えた場合
どちらがみんなが成長していくかというと
楽ではありませんが,やはり
自立をゴールとする方だと思います。
依存が普通になってしまうと
ある程度までは行けたとしても
より高いレベルへは
到達することが出来ません。
なぜかと言うと,苦しくなると
先生に依存するからですね。
もちろん、自分の不得意分野
もともとあまり興味がない分野など
そういうところは自立ではなく
遠慮なく依存すればいいと思います。
いわゆるアウトソーシングですね。
自分が得意とする分野は自立がいい
でも、自分が得意とする分野,
勝負したい分野については
他人に依存せず,自分の頭で考えて,
自立して成長していくことが
おそらく楽しいのではないか,
私はそう思います。
さて,あなたは依存派でしょうか?
それとも自立派でしょうか?
ムッシュスカラー
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