いつも堅苦しい話ばかりだと
息が詰まりますね。
ということで
今日は軽い話に出来ればと思います。
といっても
何が軽くて何が重いのか
そんなことは人によって違うし
あんまり深く考えてもしかたがないし
という感じですね。
まあ、とかく人は
「そうそう、そんな感じ、そんな感じ」
などという言葉で
コミュニケーションを取っています。
「そんな感じってどんな感じ?」
って尋ねても、
「うーん、どんな感じって言われても…」
という感じですね。
そんな感じってどんな感じ?
こんな「感じ」でけっこう
人はアバウトに生きている
そんな「感じ」ですね。
特に今日は「感じ」という言葉を
たくさん使っていますが
普通の生活であれば
これで、何も困りません。
ただ、お金の話、理数系の話、
会社の仕事での目標設定と
成果の検証のような話だと
「感じ」では困るわけです。
世間でもしきりに言われていますよね。
「成果を出すためには、検証の必要がある。
そのためには計測可能な指標がないといけない。」
計測可能な指標ということ
この「計測可能な」というところが
実はかなり難しいです。
「何でもかんでも計測可能で
数値できれいに表せる」
というものではありません。
計測可能な数値化にも
ある程度の限界があることは
知っておかないといけませんね。
数値化したばっかりに
数値化できない大切なことを見落としてしまう
そんな可能性もありますからね。
計測する数字そのものより、
どうやって数値化したか、
その数値化の仕方が
ものすごく大切です。
どうやって数値化したのか?
たとえば進捗を数値化した時に
実際の進捗の「感じ」(感覚)と
数字の上での進捗について
大きくずれていると感じる時は
数値化の手法に問題があることが多いですね。
人が「感じ」で生きていることは
それなりに意味があります。
人の「感じ」いわゆる直感的な感覚というのは、
実は鋭敏かつ正確なもので
それを否定してはいけません。
第六感、動物的感、直感など
いろいろな言葉がありますが
どれも、もともと人間が持っている
すばらしい感覚を表している言葉です。
数値化された指標とこの直感的な感覚が
一致していれば問題はないのですが
往々にして、この二つは
違ったものになってしまいがちです。
数値化された指標と直感のずれ
その時に、以前であれば
直感を大切にしていたことでも
最近では、数値化したものを
むりやりに信じてしまうことが
多くなっているのではないでしょうか?
数値化をしているのは人間ですが
人間のやることに、完璧はありません。
一方、直感というのは
無意識のうちに感じることです。
人間の理論、理屈は、関与していません。
こういう直感というようなものも
これから大切にしていくと
より楽しい生活が
送れるんじゃないかと思います。
私と同じように、理論、理屈で
頭でっかちになりがちな方、
ぜひ、すこし立ち止まって考えてみられては
いえ、感じてみられてはいかがでしょうか?
ムッシュスカラー