「ねたみ」というやっかいなもの

誰かが成功を勝ち取った時
その話を聞いて、
心の底から祝福できる人
本当にすばらしいと思います。

でも、その一方で、心のどこかで、
「なんで、あの人が成功できるの?」
「どうして、私ではなく、あの人なの?」
というような気持ちを持ちがちです。
あなたにはありませんか?
そうです。それは「ねたみ」です。

この「ねたみ」(ジェラシー)というのは、
誰でも持っている感情ですが、
日頃から、仕事や日常生活など、
いろいろと頑張っている人の方が
強く持ちやすい感情ですね。

頑張っている人が持ちやすい感情

「私はこれだけ頑張っているのに
どうして私は認められなくて
あの人が認められるの?」
ひらたくいうとそんな感情ですよね。

なので、もともと頑張っていない人は
あんまり強い感情としては
持っていないことが多いようです。

これは、大昔から存在している
人間の本当に根っこにある
とってもやっかいな感情なんだそうです。
当然、多い、少ないはありますが
誰でも持っている、誰でも感じている
そういうものなんだそうですよ。

とってもやっかいな感情

なので、「ねたみ」を感じること自体を
100%避けることは出来ません。

問題は、それをどのように消化していくか?
「ねたみ」の感情を、どのように変えていくか?
別の言い方をすれば、
「ねたみ」の感情を、どのように成長に利用していくか?
そこにかかっています。

例えば、
ものすごくがんばっている仕事で
「絶対に自分が一番頑張っている」
そう思っていた時に、
別の誰かに先に成功されたとします。

そこで、あなたなら
どんなことを考えますか?

どんなことを考えますか?

あいつが自分よりもがんばっているわけがない。
この結果はおかしい。
何かずるいことをしたんじゃないか?
何かのまちがいで、
あいつに成功がいってしまったんだ。

そう思いますか?

あいつは、こちらからは、
見えていなかったけど
ものすごく努力していたんだろうな。
それは、成功してもおかしくはないよな。

そう思いますか?
同じ思うならこっちの方が
いいでしょうね。

どっちも自然な感情ですが、
矢印をその相手に向けている間は
実は何も解決はしません。

矢印を自分に向けるべき

矢印は自分に向けるべきです。
あの人は成功した、認められた。
それなのに、自分は認められていない、

それはあの人の問題ではなく
自分の問題ではないか?
どこが足りていないのか?
どこをもっと伸ばしていけばいいのか?

そうやって、
相手のことではなく自分自身のことを
見直していくといいですよね。

その相手と自分を比べても仕方ありません。
そもそも、その相手と自分は
全く違う人間だからです。

相手と自分を比べてもしかたがない

その相手のことが、
すべてわかるはずがありません。
さらに、その相手を自分の思うように
コントロール出来るはずもありません。

あなたは、あなた自身のことを
しっかりと見直して、
あなたとして、過去のあなたを、
そして、現在のあなたを
大きく上回っていくことです。

そのための努力を「ねたみ」の気持ちが出た
その瞬間から実行していけばいいのですよね。

そうすれば、「ねたみ」の感情を
良い方向に利用することが出来ます。

とまあ、書くのは簡単ですが
そんなこと、実際に出来る人はほとんどいません。
この「ねたみ」のコントロールは本当に難しいです。

「ねたみ」のコントロールは本当に難しい

私も、がんばってはいますが、
なかなかうまくいきません。
おそらく、最も難しい課題の一つです。
でも、やり続けたいと思っています。

あなたはどう思われますか?

 

ムッシュスカラー

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