時間とお金、どちらが大切?

時間とお金、どちらが大切?
そんなこと、聞かれなくたって
当然、時間ですよ。
とあなたは、答えますか?

お金はいつでも取り返せるが、
時間は絶対に取り返せないから、
お金よりも、時間の方が大切だ、
そうおっしゃる方が多いですよね。

でも、現実の日々の行動は
どうでしょうか?
本当に、お金よりも、時間を
大切にしているでしょうか?

実は、この件は、私自身が、
定年退職まで、あと
5年くらいになったころ
(いや、3年くらいだったか…)
よく考えていた問題です。

定年退職が近づいてくると
定年退職の時に支給される
退職金の情報が提供されるように
なってきます。

定年退職の少し前の話です

ちょうど、定年退職時の
退職金の額が見えてきたころです。

「定年まで待たずに、会社を退職して、
本当に、自分がやりたいことを
すぐにでもやっていくことにするか?」

「このまま定年退職時まで
勤めあげて、退職金をもらってから
やりたいことを始めるか?」

このどちらを取るかということを
考えるようになりました。

お金よりも、時間が大切というなら
なんのためらいもなく、
前者を選ぶはずなんですが、
実際は、そうはなりませんでした。

時間か、お金か、実際は…

定年退職まで勤めた場合の
想定された退職金の額は、
それなりに魅力がありましたからね。

で、結果としては、
定年退職まで勤めて、
満額の退職金をいただいて
(2年余りの再雇用期間を経て)
今日に至っているわけです。

これが最善の選択だったかどうかは
それは、いまだにわかりません。

でも、今、こうやって、
元気に生活が出来ているのですから
すくなくとも悪い選択ではなかった
と思っています。

AかBか、二者択一になった時

こういう
「Aか、Bか」
「どちらかを選ばなければならない」

という二者択一の話になった時に
いつも、思います。

「いやいや、
Aでもないし、Bでもない。
Aのような、Bのような、
Aと言えばAと言えなくもないし、
Bと言えばBとも言えなくもない。」

そういう、なんというか
「アバウトな判断」
「あいまいな選択」
っていうのも、
時には大切だと思うんです。

アバウトな判断も時には大切

何か、最近の世の中の雰囲気として、
新聞、テレビ等のメディアでも、
インターネットのメディアでも、

「Aといったら絶対にAだ、
Bなどは、一切認めない。」
「いや、Aはおかしい。

Bでなくてはならない。」
「どちらかはっきりしないとだめだ!」

というような、少し危険な
雰囲気を感じてしまいます。

でも、ほとんどの場合、
AとBを比べた場合
「Aがどんな場合でも、常にすぐれている」
なんてことはなくて、
「場合によっては、Bがすぐれることもある」
というのが現実だと思います。

常にAがBより優れるなんてことはない

また、ある時には、
「AもBもダメだ、
でも、
しいて言えば
Aの方が少しはましだ。」
というような場合もあります。

「AかBか、白黒はっきりつける」
というのは、いさぎよくて、
何か、いさましくて、
かっこいい感じがします。

でも、それは、
「バランスを取る」という
とても重要な思考、作業を
放棄しているということです。

「AかBかどちらか決めてくれ!
そうすれば実行できる。」

という人が多いのは、
その方が考えなくていいからです。
その方が楽だからですね。

思考停止は楽、でも、とても危険

「この場合はAで、この場合はBで」
となると、
「自分で考えて判断する」
というステップがはいってくるので、
やること自体が、面倒になるんですよね。

自分自身がそうなのでよくわかります。
だからこそ、極端な意見に、
何も考えずについていくと、
とんでもない方向に行ってしまう
ということです。

100ゼロの発想で、
思考停止になってしまうのでなく、
AとBの間の、バランスの良いところを
常に考えて、自分をコントロールする。
これって、とっても面倒くさいです。

でも、本当に、楽しい人生を
おくっていこうと思えば、
避けては通れないことだと思います。

さて、あなたはいかがでしょうか?

 

ムッシュスカラー

 

PS:「お金と時間がどちらが大切か?」の答えですが、確かに時間は「取り戻せない」という意味で大切ですが、お金も大切です。時間があっても、お金がないと、生活できませんからね。つまり「お金か?時間か?」ではなくて、「お金も、時間も、大切。」という結論です。ということで、私の場合は、より、お金を重視して、定年退職まで勤めることを選んだということになります。もちろん、人によってちがいます。ケースバイケースですね。

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