感謝の損得勘定

感謝して得することってなんでしょう?

「感謝することがよいことだ」というのは
なんとなく道徳のお話という感じがしませんか?

そんな道徳の話ではなくて、
現実社会を生きる上で、
損か得かの損得勘定で考えた場合、
感謝することは、おそらく得になります。
感謝して損することは、おそらくありません。

たとえば、感謝することが
どのくらい精神や肉体に良いことなのか?
科学的に証明されていることは
実はたくさんあるそうです。

会社の後輩でもいいですし、
自分のお子さんでもいいです。

あなたが、人生の先輩として、
「感謝することは大切だよ」
と伝えたとします。

アドバイスを伝えたら…

そんなあなたの言葉を伝えた相手は、
そのアドバイスをどれくらい大切だと
考えてくれるでしょうか?

「自分は、そんなよい人になりたいとは思わない。」
「それはそうかもしれないが、感謝して、それが何になるの?」
「感謝することは、なんで大切なの?」

こんな言葉が返ってきたことはないでしょうか?

あくまで一般論ですが、
「感謝ができる人」というと
「立派な人」、「人間的にできている人」、「人格者」
そんなイメージを持ってしまいがちです。

私自身も、若いころは、
先輩のいうことをすなおに聞けない人でした。

感謝は自分には関係ない…

なので、
「感謝することは、たぶん、いいことなんだろう。
でも、自分には関係ないな。」
なんて思うことが多かったですね。

ただ、今は、若いころとは、
考え方が変わりました。

もし、昔の自分のような若者がいたら
感謝の大切さについて、
もっと違った伝え方をすると思います。
たとえばこんな感じでしょうか?

良い人になるとか、立派な人になるとか
そんなことはどうでもいい。
感謝するということは、
感謝しないで過ごすよりも、
その人の精神にも、肉体にも

確実にメリットがある。
そういう研究データが多数出ている。

損得勘定で考えたら、感謝するしかないよ。
感謝しないで人生を過ごすという人の気が知れない。

こんな感じでしょうか?
もちろん、そこで、具体的な研究データを
示していくことになります。

あなたはいかがですか?

あなたは、
「感謝したらいいですよ。」
と言われて、
「はい、そうですね。今からすぐに感謝するようにします。」
と納得して行動できますか?

まあ、そこで、そのまま納得できるなら
あなたは、とてもすなおな人です。
もともと感謝することが
当たり前にできている人なのかもしれません。

あるいは、もともとはそうでなくても
自分で勉強した結果、
感謝のメリットを納得されているかたでしょうね。

とはいえ、現実の社会では
「どうして感謝などする必要がある。
感謝しようが感謝しまいが、
現実は何も変わらないだろう。」
と思っている人が多そうですね。

世間に多い人たちへの対応

なので、
そういう人(昔の自分がそうでした)には、
感謝することのメリットを一つ一つ
具体的に、わかりやすく、
科学的に客観的なデータなどで
示して説明するといいですよね。

感謝という目に見える形のないもの、
心の問題について、どうやって
定量的なデータを出すのか?

普通に考えればかなり困難な話です。
でも、完璧なデータでなくても
感謝という心の動きを
身体の変化のデータでとらえる、
そんな研究論文も集積されてきているようです。

これまでは、道徳的に良いことだから
「人には感謝しましょう。いい人になりましょう。」
そんな感じだったと思います。

道徳とは無関係の話として

今は、
「人生で成功するには感謝することが必須の条件です。
感謝しない人は成功できません。」
(ちょっと表現がきついですが…)
そんなふうに変わってきていると思います。

道徳の問題としてとらえずに、
「社会で成功するためには、感謝が必須である。
感謝ができないと成功できない。」
そんなふうに、感謝の位置づけを変えれば
もう少し感謝するということに
目が向くようになるのかもしれませんね。

「道徳ではなく、損得勘定で
感謝というものを考える。」

ちょっと邪道なのかもしれません。
でも、邪道であれ、なんであれ
実際に感謝することができれば
その先に、成功なり、幸せが待っています。

邪道かもしれませんが…

なんだかんだ言っても、
感謝できることのすばらしさは
感謝した人にしかわからない。

となれば、
どういう動機付けでもいいので
とにかく感謝することを
実践することがまず第一です。

現実に感謝してみて、初めて、
感謝のメリットがわかる
そんな感じです。

感謝を実践する動機がどうであれ、
どんどん感謝をしていくことが
自分を成功に導き、幸せにしていく
それは間違いないことです。

動機はどうであれ…

でも、なぜそうなるのか?
その理屈がわからないと動けない人には、
感謝のメリットに関する研究結果を
伝えていくのがよさそうです。
まあ、とってもめんどくさいですけどね。

でも、めんどくさくても、それで
その人が、理解できて、成功できれば、
それで結果オーライです。

すなおな人が一番だと思います。
でも、たいていの人はすなおではありません。
だから、今日のような話も
時には必要なんだろうと思います。

 

ムッシュスカラー

 

PS:感謝のメリットといいながら、感謝のメリットの具体的なことは何も書きませんでした。それについては、さまざまな書籍があります。最近読んだ本では、「グラティテュード(毎日を好転させる感謝の習慣)スコット・アラン著、弓場隆訳」という本が秀逸でした。Kindle Unlimitedで読むことができます。紙の書籍もありますね。

PPS:ちなみに、私は、道徳も大切だと思っています。決して道徳を否定しているわけではありません。その点は、申し添えておきますね。

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