「何度でも伝える。」
これって、とっても大切なことです。
なのに、あんまり実行されていませんよね。
うるさがられる、
いやがられる、
しつこいと言われる、
こういうことが、
「何度でも伝える」ということを
やらない理由として多いですね。
でも、それって本当なんでしょうか?
本当にしつこいと思われている?
本当にうるさいと言われている?
しつこい、うるさいと思われている?
私の個人的な経験としては、
「何度も伝えてもらって助かった」
ということの方が、圧倒的に多いですね。
逆に、
「どうして、もっと繰り返して
伝えてくれなかったの?」
と、不満を持ってしまった事の方が、
多かったように思います。
あなたは、そんなことはないですか?
確かに、どうでもいいようなことを、
何度も、延々と繰り返し伝えられると、
「もういいよ、わかったから」
と、言いたくなります。
それは、わかります。
確かに「どうでもいいこと」ならそうです。
「どうでもいいこと」でないなら…
でも、私達が、普段、
仕事で伝えたいと思っている事は、
「どうでもいいこと」ではありません。
何としても、必要な人に伝えたい情報です。
それを「一回伝えたから、それでいい。」
というのは、本当にそれでいいのでしょうか。
人に、何かの情報を
しっかりと伝えるというのは、
簡単な事ではありません。
一度言ったくらいでは伝わらない
一度だけ、口頭で伝えた位では、
まず伝わっていない
と考えるのが妥当だと思います。
余程、情報伝達に関する
意識が高い人同士ならまだしも、
私達のような、ごく一般的な
普通の人のレベルの人なら、
それだけでは難しいです。
何度も何度も、
繰返し繰返し伝えることです。
「しつこいなあ、もうわかったから」
と言われたら、本当に伝わっている証拠です。
そこまでいけば、一安心です。
でも、そこまでやっている方は、
おそらく、かなり少ないのではないかと思います。
嫌われたくないからやらない
最初に書いた通り、
しつこいとかうるさいとか
言われるのが嫌だという人は、
とっても多いです。
なので、嫌われるのがいやだから
大事なことであっても
何度も繰り返して伝えるのはちょっと…
という人が多いことは
おそらくご納得いただけるかと思います。
ただ、人から嫌われるのを気にしていたら
情報提供というのは、進んでいきません。
最初はいやがられるのはむしろ当然です。
ほとんどのひとは、今までどおりで
何も変わらないことを望んでいるんですね。
そこに、新たに波風を立てる訳ですから、
いやがられて当然です。
ほとんどの人は変わりたくない
でも、その先に、
ぜひとも知っておかないといけないこと
もっと大事なこと、もっと素晴らしい事がある
そういうことを伝えたいなら、
そこを乗り越えないといけませんよね。
あなたが伝えたいことが、
それだけの価値があることなら、
何度でも伝えるということを
やってみてはいかがでしょうか?
とってもやりがいのあることだと思いますよ。
ムッシュスカラー