
とりあえず,まずは話を聞くこと。
それも,いやいやではなく,
喜んで聞くこと,
これって大切だと思います。
よく「話し上手」という人の
ことをお聞きしますが
そういわれる人のほとんどは
実際には「聞き上手」だと
お聞きしたことがあります。
人というのは勝手なもので
自分の話をうんうんと
大きくうなずきながら
聞いてくれると,
この人は本当に良い人だ,
案外,簡単に,
そう思ってしまうものですね。
話を聞いてくれる人は良い人だと思われます
あなたも経験はありませんか?
たとえば,数人のグループに
向かって,話をするときに
ただ,ぼーっと聞いている人
表情が無い人っていますよね。
あるいは,下を向いている人,
寝てるのか起きてるのかわからない人
そんな人もいますね。
しかし,一方で,
こういう人もいます。
こちらの方を見て,
自分にしっかりと目を合わせて
うんうんと,うなずきながら
一生懸命に聞いてくれる人。
このような人たちがいたら
あなたはどの人に
好意を持つでしょうか?
あなたはどの人に好感を持ちますか?
おそらく最後に書いた人,
つまりは,自分の目を見て
うなずいてくれる人ですよね。
話の内容を正確に
理解してくれているか?
いえいえ,そんなことの前に,
まず,聞いてくれているだけで
それが伝わってくるだけで
とってもその人が好きになりますよね。
なので,逆に,あなたが
誰かの話を聞くときには
その人の目を見て,うんうんと
うなずきながら話を聞く,
そうすることで,話し手は
とっても元気が出るし,
あなたのことが好きになる
そういうことです。
米国の航空会社のお話です。
米国のある航空会社で
キャビンアテンダントの
採用試験をしたそうです。
グループ面接だったそうです。
順番にひとりずつ,
なぜ,この会社に入りたいか?
それについて
発表していったそうです。
で,その時に採用係の人が見ていたこと
それは,応募した人が
どのようにして,
発表している人の話を聞いているか?
つまり,人の話を聞く態度
だったそうです。
発表している人の話を
一生懸命に聞いて,
そして,うなずいて
元気づけることができる。
そういう人材こそ,
人の役に立てる人材であり
キャビンアテンダントとして
最も必要とされる人だということで
話を聞く態度が良い人だけを
採用することにしたそうです。
結果,それまで全米最下位の
顧客満足度だったその航空会社
つまりワーストワンだった会社が
あっというまに,顧客満足度第一位
すなわち,ナンバーワンになったそうです。
ワーストワンからナンバーワンへ
新規で採用した
キャビンアテンダントは
常にお客さまの話を一生懸命聞いて
いつも笑顔で元気づける
それが当たり前にできる人ばかりで,
それまでのそうではなかった
キャビンアテンダントとは
まったく違っていたからですね。
言われてみれば当たり前の話です。
それくらい聞くということは
大切なことです。
聞くことができる人は
人を元気づけることができる人です。
そしてその人が話すとき,
必然的にそれまで
話を聞いてもらっていた人は
お返しといっては何ですが
頼まれなくてもきちんと
話を聞いてくれるようになります。
もし,そうやって話を聞いて,
それでも自分の話だけして,
人の話は,全然聞かない
そんな人なら,
付き合わない方がいいですね。
すべての人から好かれる必要はありません。
すべての人から
好かれる必要はありません。
嫌な人とは付き合わない。
これも立派な選択です。
50人に好かれれば,
必ず50人には嫌われる,
そのくらいの考えでちょうどよいと
個人的にはそう思います。
100人全員に好かれようとしたら
自分が自分でなくなります。
そんな無理はしなくてもいいですよね。
明日も気楽にいきましょう。
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
ムッシュスカラー
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