振り返ること

今年もあとわずかとなりました。今年1年はいかがでしたか?とっても成果のあった1年だったでしょうか?

もちろん、大晦日がくれば、人生が終わるわけではありません。年が明けても人生は続いていきます。

なので、別に振り返る必要などないといえば、確かにそうなのかもしれませんね。世間では「後ろは振り返らずに、ただひたすら前だけを見て生きていけばいいんだ!」というようなお話をよくお聞きしますしね。

もちろん、そういう考え方にも、真実の部分はあると思います。ただ、毎日を生きていく上で、ある程度の振り返りというのは、やっぱり大切なことなのではないかと思っています。

これまでの経験をバネにして成長する

これまでの経験をバネにしていくことでより早く成長できるようになりますよね。振り返りをしないで、これまでと同じ努力を、ただがむしゃらに繰り返して、頑張っても、努力の割に結果は伴ってきません。いっこうに進歩しませんよね。

失敗も成功も含めたこれまでの人生を振り返ることで、これまでの様々な経験を上手に生かして、これからの人生を効率よく生きていく、そういうのが賢明なやり方なのかなと思います。

実際、多くのが、人生を効率よく生きるための目標設定には、かなりの時間を割いて細かいところまで綿密な計画を作ったりします。ところが、いざ実行となると、ほとんど予定どおり実行できていない、チェックさえもしていない、そんなことが多いです。

いざ実行となると全然出来ていない

なかには、目標を設定しただけで満足してしまっていることさえありますね。小学生の夏休みの宿題の計画のようなものです。予定では7月には終わっているはずが、実際にやるのは8月31日だったりします。

そこまでひどい話ではなくても、実際にやってみると、予定どおり進むなんてことはまずありません。それをどうしたら予定どおり進ませることができるかです。なかには、実際にやっているうちに、この計画では無理だとわかることもあります。そうしたら、ただちに計画を変更しないといけませんよね。

無理だとわかれば直ちに中止する決断

無理だとわかっている計画を、あえて続けていく意味はありません。でも、ほとんどのケースで、すでにお金も時間も投資をしてしまったのだから、今更やめられないとなることが多いです。結果的に決断が出来ないままに、ズルズルと続けて、取り返しがつかない大きな損害、大きな損失を出してしまうこと、本当によくありますよね。そういうことにならないために振り返りというのは必要になるわけです。

さて、その振り返りの頻度は、内容によってケースバイケースです。人によっても違うと思います。私の場合は、毎日振り返りを行うようにしています。振り返りといってもそんなにたいそうなものではなくて、具体的には日誌を書いているということだけです。

振り返りは日誌を書くことです

一日が終わった時点で、仕事もプライベイトも含めて、今日は予定どおり出来たのか確認しています。予定どおり出来なかった場合、どうすればよかったのか?そんなことも考えて、書いています。

そして、それを踏まえて明日の計画を立てることにしています。さらに1週間が終わったら、1週間単位で振り返りを行っています。また、1カ月が終わったら1カ月単位での振り返りもおこなっています。

このような日誌による振り返りというのは、セルフリフレクト(自身による振り返り)という手法だそうです。コーチングや自己啓発の多くの専門家の先生方が提唱されています。

セルフリフレクトという手法

企業などの大きな組織で、3カ月(四半期)ごと、半年ごと、1年ごとに行われていることを、1日単位で個人でおこなっているようなものです。

さて、そうやって1年を締めくくるときに感じること、それは、なんだかんだ言っても、結局は毎日の積み重ねということです。

どんなに大きな目標を立てても、結局は毎日やるべきことをやれたかどうか、そこに話は戻ってきます。千里の道も一歩からですね。使い古された言葉ですが、毎日コツコツと努力を重ねていく。それが王道なんだろうと思います。毎日、毎日、振り返りをしながらレベルアップしていく。そういうことです。

これからの年末年始、もちろんそれ以降も、しっかりと地に足をつけた毎日が送れるようにしたいものです。

 

ムッシュスカラー

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