経営者の感覚を持て!

五代友厚
大阪北浜の五代友厚像です。

 「経営者の感覚を持て!」

まだ新人同様の若かったころに
当時の部長だったか,次長だったか
直属の上司ではなく,
さらにその上司だったか,
とにかくかなり上の立場の人から
よく言われていたことです。

「君ら若いもんは,これからは
経営者の感覚をもって
仕事をしていかんとダメやぞ!」

と,事あるごとに言われていました。

もちろん,口では

「はい,わかりました。頑張ります。」

なんて,言ってましたが,

「そんなこと言われてもなあ…。」

というのが実感でした。

近くの先輩に聞いても

「ああ,あれはあの人の口癖さ。
だから,気にしなくてもいいよ。
『はいはいって行っておけば
それでいいのさ。」

などと言われたので,
その先輩に

「先輩は,経営者の感覚って,持ってます?」

と尋ねたら,

「あほか!そんなもんわからんよ。
経営者でもない俺にわかるはずないやろ。
本当に聞きたかったら,
本当に会社を経営してる人に
聞かんと無理やなあ。
そんなもん,考えてもわからんよ。」

と言われて

「それはそうですよね。」

と素直に納得した記憶があります。

経営者の感覚って?

でも,ずっと,
「経営者の感覚を持て!」
という言葉は,どこか
胸に引っかかったままなんですね。

初回のブログにも書きましたが,
精一杯仕事をしていると
会社に勤める人間としては
「もうこれ以上は無理!」
そんなふうに思うことが
何度も出てきます。

そのたびに,「経営者の感覚」
いうのがわかれば
この問題も解決するんだろうか?

何もわからないままに,
何も勉強しないままに,
よく,そんなことを
考えていました。

そうこうしながら,
年齢を重ねるにつれて
変な割り切り方を覚えるようになって,
「ああ,これは無理,この辺でやめとこ。」
とあっさりとあきらめることも
増えてきて,だんだんと
疑問自体を,持たなく
なってきてしまってましたね。

覇気がない,若年寄でしたね。

今思えば,若いくせに元気がない
覇気もない,本当に
つまらない人だったのかなと思います。

そして,もちろん,
今でも,経営者ではありません。
だから経営者の感覚は
相変わらずわかりません。

でも,会社で仕事を
ずっと続けているなかで

「やっぱりこれはちゃうやろ。」
「なんかおかしいよ,これは!」

そう思うことが特に
最近では多くなったなと思います。

おそらく定年が近づいて

「本当にこのまま
無難に終わるだけでいいんか?」

それを真剣に
考え出したからではないか?
そんなことを感じています。

定年が近づいて,危機感が出てきました。

それで,1年だったか,
もうちょっと前からだったか
詳しいきっかけは忘れましたが,
経営者でもないのに,
経営者が勉強するような
教材を買って勉強を始めてみました。

実際に勉強してみると
今まで知らなかったことが
本当にいろいろと,
あるわ,あるわ。

これも知らなかった。
あれも知らなかった。
それも知らなかった。

本当に知らなかったことばかりです。
いかに自分が無知だったかを
今,本当に思い知らされています。

でも,だからこそ,
今は面白くて仕方ありません。
あれもやってみたい,
これもやってみたい。

あの本も読んでみたい
この本も読んでみたい
あの講座も受けてみたい

あれもこれもやってみたい

そんなことばっかりです。
本当にもっと若いときに
知っていればなあと思いますが,
今からでも遅くない,
人生これからだな,
そんなことを思う今日この頃です。

人生で,一番多感で
不安定な年ごろというのは
17歳から18歳くらいらしいですが
そのころの気持ちを
ちょっと連想させるような感覚ですね。

漠然としすぎていて
伝わらなくて申し訳ありませんが
まあ,最近,面白いです。

若いときからの疑問について
次々にこたえがわかってくる
そう思ってわくわくしているところです。

そのわくわく感だけ
お伝えしてしたくて
今日はブログを書いてみました。

あなたにとっては
たぶんどうでもいいことでしょうが
まあ,たまには
こういう文章を眺めるのも
いいんじゃないかと
勝手に思っています。

ムッシュスカラー

 

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以下の問い合わせフォームからどうぞ。

 

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