きっとわかってくれているはず
こういう言葉をよく聞きます。
会社でも仕事をしているときに
「この件は、みんな了解ですか?」
と、その件の担当者に尋ねた時に、
「ええ、メールでは連絡済みですから
みんなわかってくれているはずです。」
そんな返事が返ってくると
私の場合には、だいたいこういいます。
「本当?みんなわかってくれている?
みんなが、そう言ったの?」
本当に、みんなわかってくれている?
そう尋ねると、
「ええ、メールしたんですから、
わかってくれているはずです。
もし、そうじゃなければ、
見ていない方が悪いんじゃないですか?」
そういう返事が返ってきます。
もちろん、それはその通りです。
メールを送っているのですから
相手にはメールは届いています。
でも、それを見たかどうか、
そして内容が本当に伝わったかどうか、
そこまではわかりません。
本当に伝わったかどうかはわからない
で、見ないのが悪い、理解できないのが悪い
とやってしまうと、いろんな物事を
前にすすめにくくなります。
というか、全く前に進みません。
これを、相手の立場から見ると
少し、考え方が変わりますよね。
もし、メールが、
1日に1通くるか来ないか
そんな人なら、届いたメールは、
最初から最後までしっかりと読むでしょう。
そんな人ばかりなら、
こっちが、メールを送ったのなら
相手は必ず見てくれているはず
それはわからんでもありません。
相手が1日100通以上のメールが届く人なら
でも、その相手が、
1日100通以上のメールが届く人だと
どうでしょうか?
そんな人の場合は、
メールは、件名だけ見て
大事なものだけ開封して
後は捨てるというようなことを
おそらく普通にやっています。
しかも、そういう人の場合、
本当に大切なことなら
電話で念を押してくるだろうし
リマインドのメールも届くだろう。
それもないなら、その程度の案件だろう。
そんなふうに思うかもしれませんね。
そういうタイプの人なら
メールを1回送っただけでは
こちらのメッセージが相手に届いたかどうか
これはとっても怪しいものです。
伝えたつもりで伝わっていない典型例
こちらは伝えたつもりでも
相手には伝わっていないという
典型的な例ですね。
伝えるというのは、
方法がどうこうではなくて
自分の伝えたいことが
本当に相手に伝わったのか
そこが本質です。
現実問題として、
自分の伝えたいことが
相手に伝わっていないなら
それは、「メールを送った」ということだけで
「相手に伝わった」ということには
なっていないということです。
このことは、かなり大切なことです。
仕事でも大切ですし、
プライベイトではもっと大切です。
仕事でも、プライベイトでも大切
伝えたつもりで、伝わっていない。
これは、コミュニケーションが
うまく取れていないということです。
さて、仕事で、プライベイトで
あなたは、自分の伝えたいことを
相手に伝えることが出来ていますか?
本当に伝わっていますか?
自分が思っているように
相手にも思ってもらおうと思えば
手を変え、品を変え、
いろいろな方法で伝えることを
やってみる方がいいですよ。
「わかってくれているはず」は幻想です
「わかってくれているはず」
では、何も変わりません。
それは単なる希望であって、幻想です。
事実をしっかりと見ていきましょう。
「伝わったのかな?どうなのかな?」
そんなことに悩む時間がもったいないです。
もし、そんなことに悩んでいるなら
とりあえずは、直接会って話すことです。
本当に伝わったかどうか聞いてみることですね。
何日も悩んでいたことが、ほんの数分で解決します。
確実に伝えるということ、
大切です。
ムッシュスカラー