先日の朝の散歩の時の出来事です。
少し考えさせられることがあったので
あなたにも共有したいと思います。
毎朝の散歩で、よく横断する
片側2車線の広い道路です。
信号のない交差点で、横断歩道があります。
早朝は交通量が少ないので
車の流れが途切れた時に
右を見て、左を見て
もう一回、右を見て
そして、早足で横断しています。
ところが、先日、その横断歩道で
いつものように、車が途切れるのを
待っていたら、車の方が
横断歩道の手前で止まってくれたんです。
で、こういう時には、たいてい
そのあとの車も、静かに、
あとに続いて止まってくれるのですが、
この時は、違いました。
この時は違いました
止まってくれた車の直後の車が
大きなクラクションを鳴らしながら
急ブレーキで止まったんです。
それを見ていた私の方が
ちょっとびっくりしてしまって
手振りで、最初に止まってくれた車に
「お先にどうぞ。」
と合図をしました。
でも、その最初に
止まってくれた車のドライバーは、
「いやいや、お先にどうぞ。」
と手振りで示されました。
そこで、私は、慌てて、小走りで
横断歩道を渡っていきました。
慌てて小走りで渡っていきました
横断歩道を渡り終わったあとに
その車を見ると、けっこうな勢いで、
急発進していたようでした。
でも、その100mくらい先に
信号のある交差点があって
その交差点の信号は赤だったので
たぶん、そこで止まったと思います。
そこまで、目で追うことはしませんでしたが、
止まってくれた車のドライバーと、
クラクションを鳴らした車のドライバーが
後で揉めたりしなかったか、
ちょっと気になりながらも、
そのまま、散歩を続けました。
なんで、こんなことを
覚えているかというと、
「こういうことって、他にもあるなあ。」
と思ったからです。
こういうことって他にもあるなあ
交通法規からすると、
信号のない横断歩道で、
歩行者が渡ろうとしている時には
車の方が、停止して
歩行者の横断を優先させる。
これが、正しい対応です。
(間違っていたらすみません。)
厳密に言えば、今回の場合は、
横断を始めてたわけではなくて
横断しようかと思って、
道の左右を確認しているところでした。
なので、車の方が停止しなければならない、
というレベルではなかったのかもしれません。
でも、今回の車のドライバーは、
歩行者優先を意識して、
止まってくださったということです。
なので、しっかりと法令を順守した
正しい行動だったと思います。
正しい行動だったと思います
ただ、それに続いていたうしろの車が
急ブレーキをかけて大きなクラクションを
鳴らした件ですね。
こちらの方が気になりますよね。
もし、私が、後ろの車のドライバーだったら
まあ、クラクションを鳴らさないまでも
「なんで、止まるの?まだ、渡ってないやん。」
と思ったかもしれませんね。
逆に、もし、私が、先頭の車で
クラクションを鳴らされた場合には、
間違ったことはしていないと思いながらも、
ものすごくあせったかもしれませんね。
でも、すごかったのは、
この先頭の車のドライバーですよね。
顔色ひとつ変えず、悠々とされてました。
顔色ひとつ変えず悠々とされていた
サングラスをした、ちょっと
いかつい男性だったように思います。
車も、黒っぽい大きな外車だったと思います。
肝のすわった人という印象でした。
なかなか、自分にはまねが出来そうにないなあと
そのあと、しばらく考えていました。
で、何が言いたかったのかというと
世の中には、ルール、規則というのが
たくさんあります。
でも、ルールがあっても、
そのルールがうやむやにされていることも
これもまたたくさんあります。
で、そのうやむやにされているルールを
きちんと守る人もいます。
本来、それは褒められるべきなのに
ルールを守っていない方の人が文句を言う、
そんな理不尽なケースが
多々あるということですね。
理不尽なケースが多々ある
今回の例で言えば、
止まってくれた車の、次の車が
急ブレーキをかけて、クラクションを
鳴らしたということですよね。
現実の世界では
ルールを守ることを、
あからさまに否定するような雰囲気、
そういう理不尽なことを
理不尽だと言わせない雰囲気というのが
時として、あります。
その中で、
理不尽なことは理不尽だとして
正しいことを通していく
それが、とっても難しいということです。
その難しさが
身に染みているせいでしょうか?
今回、止まってくれたドライバーの
肝のすわった感じが、
何かとても頼もしく感じられました。
肝のすわった感じが頼もしい
どこかで、自分も、あれくらいの
肝の太さがあったらいいのになあ、
と憧れたのかもしれません。
さて、あなたはいかがでしょうか?
あなたの身の回りにも、
似たようなことはないでしょうか?
その時、あなたは
どんな行動をとりますか?
ちょっと考えてみると
いいかもしれませんね。
ムッシュスカラー
PS:正しいことがそのまま通れば、世の中、わかりやすいと思います。でも、何が正しいのかについての基準は、時代によって、国によって、人によって違います。そもそもの正しさの基準が違うと、話はとってもややこしくなります。今回の交通ルールのように、明文化されたものは、むしろ少ないのかもしれませんね。
PPS:正しいことを通すかどうか、これも100ゼロではないですね。自分の中の優先順位に照らし合わせて判断することになるんでしょうね。100ゼロの考え方は危険です。