削ってはいけないもの

雲と空

何かを始めるなら
何かをやめる。
仕事は本当に必要なもの以外は
できるだけ削っていく。

このブログで
何度も書いていることです。
すぐになんでもやったみたくなる
自分自身への戒めでもあります。

でも,その中で,絶対に
削ってはいけないものがあります。

絶対に削ってはいけないもの

本当に絶対そうかと言われると
それを科学的に証明した論文を
個人的には見たことはありません。

でも,いろいろな領域の
第一人者,リーダー,
専門家,スペシャリストと
言われる人々が口を
そろえて言われています。

そう,絶対に削っては
いけないものです。
それは,何でしょうか?

それは何でしょうか?

先日,テレビで,
坂東玉三郎さんと松任谷由実さんの
対談をやってました。
その対談でも,お二人とも
おっしゃってましたね。

そうなんです。
それは,睡眠時間です。
できれば8時間は確保する。
それが,無理なら,
せめて7時間は確保する。

これは,玉三郎さんやユーミン以外でも
その道を究めている人たちが
インタビュー,対談,著書などで,
かなりの割合でおっしゃっています。

著名な経営コンサルタントの方で
「起業当初は死ぬほど働け!」
と言われているかたでも
「寝る時間と食事の時間
これだけは確保すること」
と言われています。

寝る時間と食事の時間だけは確保する

まあ,そうしないと
「死ぬほど働け
と言われても働けない。」

ということなんですよね。

確かにそうです。
睡眠不足になると
すぐに疲れてしまいますし
集中力も発揮できません。

また,注意散漫からくる
失敗,事故などで,
10時間以上フルに働く
なんてとても出来ない
というのが現実ですね。

もちろん,1日や2日であれば
根性でなんとかなるかもしれませんが
それが延々と続くとなるとダメです。

1日2日はできたとしても…

おそらく数週間もしないうちに
体調不良をうったえて
休まざるを得なくなることが
ほとんどではないでしょうか?

もし,強靭な精神力で
数か月カバーできたとしても
伸びきったゴムが
もう元に戻らないように
ある日,気が付いたら
体も精神もボロボロになっている。

回復が出来ないくらいに
ダメージを受けてしまっている
なんてことになってしまいます。

小学校の校長先生のお話でした…

小学校の時だったでしょうか,
朝礼の時間に,校長先生が

「10分でいいから,
寝る時間を遅らせて
本を読んでみなさい。
そうすると,少しずつでも
知識はついていきますよ。」

というようなことを言われていました。

もちろん,これは間違いではありません。
ただ,もともと睡眠時間が多い
小学生が相手だから言えることです。

もし社会人が相手なら…

もし,社会人が相手なら
寝る時間を遅らせるのではなくて

「1日,10分,たとえば,
食事のあと10分でもいい。

時間を決めて,その時間に
本を読んでみたらどうだろうか?」

に変えた方がいいような気がします。

食後の10分なら,睡眠時間を
削るような発想にはなりません。
寝る時間を10分遅らせるというのは
睡眠時間を削って
仕事時間を増やすのと同じです。

これは,すぐに
10分が30分に,30分が1時間に,
1時間が3時間に
というように,どんどん
エスカレートしていきます。

睡眠時間を削るのは危険

睡眠時間をけずれば,
仕事時間を増やせるという
危険な発想につながりがちです。

私も以前はこの発想でした。
それで,どんどん睡眠時間を削ってました。

でも,それはやっぱりだめです。
体や精神をむしばんでしまいます。

健康に幸せに生活していくためには
睡眠時間を削ってはダメです。
睡眠時間を削らなくても
削るべき時間はいくらでもあります。

削るべきは睡眠時間ではない

無駄に過ごしている時間というのは
ほとんどの人に,たくさんあります。
無駄の時間が,1日に数分もない
なんて人は,本当にごく一部です。

でもそういう人ほど,
やっぱり睡眠時間は
何とかして確保しているようです。

睡眠時間ではなくても
大切なことをするための時間というのは
事前にブロックしていますね。

その時間は,
絶対に他の予定はいれない
事前にブロックをして
自分の時間というものを
とても大切に使っています。

睡眠時間もその大切な
時間の筆頭として
事前にブロックしていくのが
とってもいいと思います。

睡眠時間もブロックしましょう

ということで,今日は
睡眠時間は削らない
というお話でした。
あたりまえなんですが大切です。

あなたも睡眠時間は
8時間,無理ならせめて7時間
を,何とかして確保してくださいね。
しっかり睡眠をとれると
すべてが違ってきます。

本日も,最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

ムッシュスカラー

 

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