人間だれでもそうでしょうが
あれもこれも
それもどれも
という感じで,
たくさんのことを
同時にやろうとします。
でも,これは結局
一つもものにならない,
そういうことになりますよね。
一つもものにならない
たとえば,人に何かを
お願いする場合に
この件と,この件と
あの件と,その件と
どうぞよろしくお願いします。
という感じでお願いすると
たいてい,そのうちの
いくつかは忘れられます。
でも,
これだけは
よろしくお願いします。
そうお願いした場合には,
たいていは,こちらの意図通り,
相手は頑張ってくれることが
多いですよね。
これだけはよろしく
商品の説明でも
この製品はここがよくて
これもよくて
この部分も優れた点で
というように
どんどん特徴をあげていくと
結局,どの特徴も伝わらない
なんてことになりがちです。
なので,
相手に伝えることは一つに絞る
そう考えてやっていくのが
伝えるときの基本ですね。
では,そうは言うものの,
どうしても,いくつも伝えないと
いけない時はどうするのか?
いくつも伝えないといけない時は?
そういう場合は,一つずつです。
あたりまえと言えばあたりまえです。
文章で言えば,長い文章ではなく
短い文章で,一つずつ
ということでしょうか?
まず,最も重要な一つを確実に伝える。
そして,それからその次に重要な一つを伝える。
一つ一つを簡潔に伝えるということですね。
その繰り返しでやっていくと,
一気に,同時に,
たくさんの情報を伝えるよりは
相手に伝えたいことが伝わりやすい,
そういうことです。
ひとつずつ簡潔に伝える
もちろん,現実の社会では,
時間的な制約で
そのようにはできないこともあります。
その時はやむをえません。
でも,その時でも
伝えたいことすべてを
同じ位置づけではなく
これが最も伝えたいこと
その次がこれ,3つ目がこれ,
という感じで,
伝えることの優先順位も
しっかりと相手に伝えること,
これが大切かなと思います。
そして,そのためには,
そもそも,伝達の意味,伝達の目的,
なぜ,この情報を伝えているか?
そういうものをしっかりと
伝えていくことが重要になります。
なぜ伝えているのか?
もちろん,
一つに絞って伝えていく時でも
そもそもの伝える目的を
相手にわかりやすく
伝えるということは
きっちりとやるべきですね。
ただ,いずれにしても
一度にたくさんのことを
伝えようとするのは
うまくいかないことが多いです。
一つずつしっかりと
伝えていく方が
仕事はきちんと
進んでいくのかなと思います。
そのために日ごろから
注意するポイントとしては
「同時にたくさんのことを
伝えないといけない」
というような局面を
作らないようにすることです。
日ごろから計画的に伝える
そうならないように
計画を立ててやっていくこと
それはとっても重要なことです。
「同時にたくさんのことを
伝えないといけない」
という局面になっていること自体が
それまでの計画性の無さを
あらわしているということです。
もちろん,予定通りにはいきません。
「予定は未定」なんて
よく言いますが,それでも
予定,プランは立てておくべきです。
つまりは,タイムライン(期限)を
明確にしておくことですね。
そうすれば,その時間内で
どう伝えればよいか
それを考えるようになります。
限られた時間の中で
何を伝えるかを
真剣に考えることで
仕事の質,効率とも
向上していくものです。
冒頭に書いた
ひとつずつ伝えるというのも
結局,そうすることが
限られた時間内で
相手に有益な情報提供が
できるための基本だからです。
あなたもぜひ意識してみては
いかがでしょうか?
このブログでも
出来る限り,1回で伝えることは
一つに絞ろうとしています。
でも,時々,ペンが進み過ぎて
あれもこれもとなってしまって
何が言いたいか,よくわからない
そういうことになりがちです。
自戒をこめて,今日は
書いてみました。
あなたはいかがですか
ムッシュスカラー
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