教えない教え方

こうしてほしい
こうあってほしい
こうするべきだ

こんな気持ちを持つときって
あんまり調子が良くない時ですね。
なぜかって、これはすべて
自分以外の人に対して持つ感情だからです。

つまり、人に求める感情ってやつです。

人に求める感情

あなたにこうしてほしい。
あなたはこうあってほしい。
あなたはこうするべきだ。

主語を書くとはっきりしますね。
自分に対しての感情の場合には
少し言葉が変わりますよね。

わたしはこうする。
わたしはこうありたい。
わたしはこうするべきだ。

こっちの方なら何の問題もありません。
自分が頑張れば何とかなります。
まわりの人にも迷惑はかかりません。

自分が頑張るのは問題はない

問題は、最初に書いた方です。

あなたにこうしてほしい
あなたにこうあってほしい
あなたはこうするべきだ

こんなことは考えても
しかたのないことですね。
考えるだけ時間の無駄です。
自分以外の人について
ああしてほしい、
こうしてほしい
こうあるべきだ
なんて思っても、それは、
そもそも、無理なことです。

そもそも無理なこと

どんなにがんばっても、
そうしてもらいたい人を
あなたが思うように、
変えることは出来ません。

その人がどう考え、どう行動して
どういう人になりたいのかは
その人次第ですし、その人の問題です。
その人以外の人が
とやかく言えることではありません。

でも、それが身近な人の場合
良かれと思って、
こうすべきだとか、
これをやったらいいよとか
ついついやってしまうのですよね。

良かれと思ってやってしまう

わたしも、けっこうやりがちです。
そのたびに、家族から叱られています。
そして、いつも反省しています。

反省して、行動を改めることで
以前よりも、少しは、
ましになっている(と思います)ので
そこは何とか勘弁してもらっています。
(なかなか難しいですが…)

さて、もし、あなたが、
私と同じように、身近な人に対して
「こうすべきだ」とか
「こうあるべきだ」とか
「こうあってほしい」とか
言っているとしたら
それはやめておいた方が
よいと思います。

他人ではなく自分がどうするか

そんなことをするよりも
「自分はこうすべきだ」ということに
一生懸命取り組んで
自分が変わっていくことですよね。
そうすれば、何も言わなくても
身近な人というのは気が付くものです。

そういう教え方、気づかせ方
とっても、いいなと思います。
直接的に教えるというより、
結果的に教えたことになる
そんな感じです。

上から目線にもならないので
いいと思いますよ。
ぜひ、お試しください。

 

ムッシュスカラー

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