同じやるのであれば
「嬉々として」やっていきたい。
これは、若い時から、
いわば、座右の銘ということで
やってきた言葉です。
「嬉々として」という言葉は
最近ではあまり使われていないでしょうか。
要するに「喜んで」ということです。
「これ、やってくれる?」
「はい、喜んで!」
まあ、こういう感じでしょうか?
今は会社を定年退職して、
自分の好きなように時間を使えます。
なので、基本的には、
自分の嫌なことをしなくても構いません。
基本的には嫌なことはしないですが…
もちろん、今でも、
「100%好きなことだけやっている」
とは言えません。
仕事をしていなくても、毎日の生活の中で、
したくないなあと思っても
「えいやっ」とやらないといけないことは
たくさんありますね。
ましてや、会社に勤めていたころは
毎日、「喜んでやる」ということを
かなりがんばって意識していないと
「とてもじゃないけどやってられない」
なんて思うことは、
ほんとにたくさんありました。
会社ではなかなか難しい
「これ、やりたいです!」
そんなことを心から思える仕事を
させてもらえることは
まあ、どうでしょうか?
10のうち、1つでもあれば
良い方ではないでしょうか?
もし10の仕事の中で
半分以上の仕事が
「これこそ、自分がやりたい仕事だ!」
そう思える環境なら、
それこそ天国のような環境だと思います。
多くの場合、
本当に自分がやりたい仕事とは
かなりかけ離れた仕事を
していることが多いですよね。
したくないことをしている…
ただ、まれに、
そういう自分の好き嫌いとは関係なく、
「嬉々として」仕事をしている人が
いらっしゃいますね。
また、「嬉々として」までいかなくても
全然、嫌な顔をしないで
わりと平然と仕事をしている人
そういう人もいらっしゃいます。
一方で、多くの人は、
「この仕事、嫌なんだよね。」
とはっきりと口には出さないまでも、
言葉の端々や、行動の端々に
「嫌々やっている」というのが
雰囲気として出ていますよね。
嫌々やっているのがにじみ出ている…
で、もちろん、出来ることなら
本当に自分が好きな仕事
自分がやりたい仕事を選んで
仕事をすればいいと思います。
転職、起業など
積極的に環境を変える、
そういう人は、以前よりは
増えているんでしょうね。
でも、今、勤めている会社に
勤め続けることを前提とした場合、
「自分の好きな仕事だけやる」
というのは、ほぼ不可能だと思います。
だったら、どうするか?
自分の好き嫌いとは関係なく
「はい、喜んで!」
と言って仕事をする方が
仕事で成果を出していく上では
いいですよね。
「はい、喜んで」のほうがいいですが…
ただ、これは、お察しのとおり、
そんな簡単なことではありません。
もともとやりたくないことを、
「嬉々としてやる」なんて
できるわけはありませんよね。
なので、自分としてできることは
まずは「嫌々やっている」という気持ちを
表情や言葉に出さないようにやっていく。
そこからでしょうね。
さらに、あなたが、できることとしては、
周りの人を観察してみることでしょうか。
いつも書いているとおり、
人間ってみんな違います。
自分が嫌いだと思っている仕事でも
心から喜んでやっている人が
あなたの周りにいるかもしれません。
あなたの周りにいるかもしれません
もし、自分のまわりに、
楽しそうに仕事をしている人を見つけたら
「なんで、そんなに楽しそうなんですか?」
と聞いてみたらいいですよね。
そうすると、自分の考え方とは
まったくちがった考え方を
知ることができると思います。
自分が楽しいと思えないことについて
楽しいと思える人は
どういう考え方をしているのか?
そういうことを知ると、
自分の考え方が、
今までよりも柔らかくなります。
今までは考えつかなかったような
考え方ができるようになりますね。
今までと違った発想がでてきます
そうなると、今までは
全然、理解できなかった人のことが
少しは理解できるようになりますね。
「あー、嫌だ、嫌だ。」
と、毎日、言い続けているよりも、
楽しそうに仕事をしている人を見つけて
「どうして、楽しいんですか?」
とたずねてみたらいかがでしょうか?
そうすることで、
今の環境や、周りの人たちが
全然、ちがったものに
見えてくる可能性があります。
おすすめです。
ムッシュスカラー
PS:まわりからみて、「こんなにすばらしい環境なら不満はないだろう」と見えていても、不満たらたらという人はどこにでもいます。逆に「こんなに劣悪な環境の中でよく働いているよね」とまわりからみえても、嬉々としてやっている人もいます。同じ環境でも、人によって、感じ方は全く違いますね。
PPS:もちろん「嬉々としてやる」といっても、「これは倫理的にアウトだろ!」そういうものは、やってはいけません。それを強制されるようなら、本気で転職を考えた方がよいと思います。