4%で64%をカバーする指導法

夜明け
夜明けの太陽です。

20対80の法則っていうのがあります。
「パレートの法則」
という名前の方が有名でしょうか?

厳密な法則の定義などは
このブログの目的とは
あんまり関係ないので,
アバウトな話で失礼します。

とってもアバウトに言うと,
いろいろな事象において
全体の2割を構成するものが,
全体の8割の成果を上げている
そんな感じの法則です。

二八(にはち)の法則とも言いますね

たとえば,
企業の営業実績なら
全体の2割の営業マンが
全売り上げの8割を売っているとか

製品構成で見るなら
すべての製品のうちの2割の製品で
全体の8割の売り上げを上げているとか

もっと身近な例なら,
自分の持っているネクタイのうち
2割のネクタイを,
全体の8割の日に締めているとか

洋服なら,たくさん
持っている洋服のうち,
全体の2割の洋服で
全体の8割の日を過ごしているとか,

自分の持っている知識のうち
全体の2割の知識をつかって
全体の8割の仕事をしているとか,

いろいろなパターンが考えられます。

たぶん,そんな感じですよね。
あげようと思えば,
いくらでもあげることができます。

そして,これは,
おそらく教育や指導,育成でも
同じようなことが
言えるのではないかと思います。

たとえば自分がとっても頑張って
ある集団に何かを教えるとします。

そのときに,教えた情報の内容について
その2割が,教育を受けた側からすると
8割の場面で使用できるものである
ということになります。

教える場合も2割に特化すればいい

であるなら,教える方としても
教えようとしてる内容の中で
最も重要な2割に特化して
教えてあげればいいんですよね。

もっというなら,さらにその2割
2割のさらに2割ですから,
20% × 20% = 4%
つまり,元々教えようとしていたことの
4%,たった4%です。

この4%を教えてあげるだけで
80% × 80% = 64%
つまり,6割以上の成果が出る。
そういうことになります。

なので,人を教育するときには
まず,この最も大切な4%,
これを自分の中で明確にすること,
それがものすっごく重要です。

もっとも大切な4%を見極める

100ある内容を1から順番に
100まで話す指導方法に比べて
その中の最も重要な4つだけを
話すことにする。

聞く方からすれば,
その4つだけ話を聞くことで
100の話を順番に聞く場合の
64%の成果を出すことができる。

100の話を1から順に100まで
もし,ひとつ1分ずつとしたら
100分(1時間40分)かかります。

一方で,厳選された情報なら
4分の話を聞くだけで,
64分(1時間と4分)話を聞くのと
同じ成果が得られるという理屈です。

もっと教育が楽しくなる?!

いかがですか?
このパレートの法則を意識すれば,
仕事も,教育も,人育ても
教える方も,教えられる方も
もっともっと楽しくなる,
そんな気がしませんか?

実は,近々仕事で,
製品教育のレクチャーを
する予定があります。

しばらくレクチャーをやっていなかったので
今回は,ぜひ,この法則を生かして
できるだけ短時間で,
出来るだけ楽しく
できるだけ多くの学びを
受講者に得ていただくように
教育内容を工夫したいと思っています。
ちょっと,楽しみです。

ということで今晩はこのくらいで。
また,次回です。

 

ムッシュスカラー

 

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