今の環境に満足している人は
どれくらいいるんでしょうか?
おそらく,あなたもわたしも,
今の環境について多かれ少なかれ
何らかの不満があると思います。
そんな時に,
「誰かが何とかしてくれるまで待つ。」
という人が,とっても
多いんだろうなと思います。
誰かが何とかしてくれるまで待つ?
そんなことをいうと,
「自分はそうではない!」
と言われる人が多いです。
でも,現在の自分の状況を
自分の力で何とか変えていこうと
本当に努力している人は
かなり少ないような気がします。
10人いれば、8人くらいは
「誰かが何とかしてくれるまで待つ。」
あるいは
「誰かに何とかしてほしいと願っている。」
あるいは
「そもそも,希望など持っていない。」
このどれかではないでしょうか?
10人中,2人の人はどういう人?
で、残りの2人が,本当に何とかしようと
自分で努力しているんでしょうね。
そういう人はせっかちで,
短気な人が多そうですよね。
人がやってくれるまで
待ってなんていられない。
他人がどうこうよりも
自分でやってしまえ!
そんな感じの人でしょうか。
(ちょっと極端かもしれませんが…。)
で,唐突かもしれませんが,
この世界をこれまで進歩させてきたのは
実はそういう人たちなんだそうです。
10人いれば,1人か2人
100人いれば,10人か20人くらい
いや,もっと少ないかもしれません。
そのくらいしかいないのですから
そういう人達は,周りからは
「変わり者」と言われることが多いです。
多数決では必ず負けますね。
多数決では必ず負ける人たち
別の言い方をすると
「環境に自分を適応させる」
というよりも,
「自分に環境の方を適応させる」
というか
「自分がやりやすいように
環境の方を変えていく」
そういう発想の人たちです。
世間ではそういう人を
非常識なやつとか,夢想家とか
ほら吹きとか,詐欺師とか
いろいろ批判します。
非常識,夢想家,ほら吹き,詐欺師
でも、そういう人がいたからこそ
この世界は進歩してきたようですよ。
もし,環境に適応するだけなら,
人は火も電気も使えるようには
ならなかったと言われています。
それだと,原始時代と変わらない生活ですよね。
初めて火を使った人
初めて電気を使った人
そういう人達のことを
その当時の周りの人たちは,
どんな目で見ていたんでしょうね?
魔術師?
妖術使い?
神?
誰かが何かを言ってくれれば
それについていく,
誰かが指示を出してくれれば
確実にその仕事はする
そういう人はたくさんいます。
指示があれば確実にやる人は多い
でも,自分からまわりに対して
「これはやめようよ!」
「こう変えていこうよ!」
「こういう新しいことをしようよ!」
という人はものすごく少ないです。
学校でも、会社でも,
その他の社会でもそうです。
特に最近では,
「言い出しっぺは損する」
なんてことを言われがちです。
提案したら,即座に
「それなら君が責任をもって
やってくれたらいいじゃないか。」
「おまえが言い出したんだから
おまえが最後までやれ」
そんなふうに言われて
すべての責任を負わされることって
けっこう多いんじゃないでしょうか?
あなたはどう考えますか?
「ええ?なんで俺ばっかり…」
と考えるか?
「よっしゃー!俺にまかせてください!」
と考えるか?
世間一般では、
「なんで俺ばっかり…」
と考える人が,やっぱり
8割以上だと思います。
ほとんどの人がそう思うと思います。
いわゆる普通の人ですね。
「よっしゃー!」
と考える人は
本当に少ないと思います。
本当の難しさ
さらに,「よっしゃー!」と
動き出した人にとって,
本当に難しいのは,
やり始めた直後よりも,
物事が進み始めた時です。
物事が進みだしたときの
まわりの「普通の人たち」の抵抗ですね。
これが結構きびしいです。
なぜかというと,
こういうことです。
最初はあまり真剣に
考えていなかった「普通の人たち」
こういう「普通の人たち」は,
自分に直接,利害関係がない
その間は何も言いません。
むしろ,新しいことに好意的です。
でも,少しでも自分に
影響が及ぶようになると
手のひらを返したようになります。
急に手のひらを返したようになります
一気に反対にまわる
一気に邪魔をし始める
一気に口を出し始める
そういうことがどんどん
起きてきます。
特に大きな会社で
社内を変えていこうとやっている人は
こういうことが問題になりやすいようです。
ストレスが大きくなりますね。
特に縦割りの組織では
自分のコントロールできる
範囲が限られていますからね。
上からだめだと言われたら
それ以上はやれません。
大きな会社ほど難しい
それ以上やりたかったら
会社に隠れてやるか
あるいは、会社を出て(退職して)
自分の思うようにやるか?
そのどちらかです。
副業を認めてくれる会社なら別ですが
日本ではまだ少数です。
会社を出るか?
会社に隠れてやり続けるか?
そういう人にとっては
ずっと悩ましい問題になりますね。
いきなり会社を飛び出して
それでうまくいく人もいます。
一方で、会社は辞めないで
それなりの給与をもらいながら
自分のやりたいことは
うまくバランスをとりながら
会社とは別にやっていく。
そういう人もいます。
いずれにしても,
生き方については
絶対的な正解なんてものはない
と私は思っています。
生き方に絶対的な正解は無い
よかったかどうかは
実際にやってみて,
後から振り返った時に
初めてわかることです。
やっている最中は
ほとんど分かりません。
でも少なくとも,やっている時に
「やりがい」というのを感じていなければ
やっている価値がないとも思います。
もっと言うなら
「やりがい」を感じながら
同時に,当然として
「まわりの抵抗」も感じていく。
そして,その抵抗に負けないように
バランス感覚を鋭く持って
生きていけるといいですよね。
バランス感覚を鋭く持つ
とっても難しいことですが
これをものに出来れば,
本当に素晴らしいと思います。
ムッシュスカラー
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