歴史を知ると理解ができる

どうして、こんなことをするのかな?
どうして、そんなふうに考えるのかな?
どうして、こうしないのかな?

自分以外の人を見た時に
誰でも考えてしまうことですよね。

どうして?
なんで?
おかしいんじゃない?

そんなことを思うことはありませんか?
わたしなどは、これまでの人生
そんなことの連続でしたね。

そのたびに、
「いやいや、それは、
その人の考え方であり

その人の価値判断だし、
その人なりの行動の基準がある。

だから、それは、自分にはわからない、
だから、わからないからといって、
否定することは出来ない。」

というような、
ちょっと堅苦しい理屈で
何とか、その人のことを
排除しないように、やってきました。

堅苦しい理屈で何とかやっていた

でも、
もう少し、つっこんで考えることができていたら、
もう少し、相手のことが理解できたかもしれない、
と、最近ではよく考えます。

その突っ込んで考えるということの中身が、
「相手の歴史について知る」
ということです。

相手の歴史というと、
少し、大げさですね。
もう少し、小さく考えてみます。

たとえば、ある人、
あなたの知っている
特定の個人について考えるとします。

特定の個人について考えてみる

その人の歴史というのは、
その人の両親のこと、
その人の生まれた環境のこと、
幼いころ、育った町のこと、
どのような教育を受けてきたか?
どのような経験をしてきたか?
そのようなことですね。

そのような様々な、
その人の歴史の情報を入手できると
何も知らないよりは、
あきらかに、その人のことを
理解しやすくなります。

その人が、
自分にとっては、
とても理解ができないような行動を
とった場合でも、

「ああ、なるほど。
この人には、そんな歴史があったのか?

それなら、このケースでは、
こう考えて行動せざるを得ないなあ。
もし、自分がその立場なら
自分でも、そうするかもしれない。」

というような感じです。

自分がその立場なら、そうするかも

今まで、いろいろな人に
会ってきましたが
私からしたら「信じられない!」、
そんなことをする人が
何人もいらっしゃいました。

その時は、自分自身の経験が少なくて
相手の歴史というものに対する理解も
全くと言ってよいほどありませんでした。

なので、
自分が受け入れられる
人の数が少ないというか、
自分が受け入れらる
人の範囲というのが
ものすごく狭かったのでしょうね。

「どうしても、その人を受け入れられない」
ということで、悩んでしまったことが
本当に何度も何度もありましたね。

でも、その人の歴史を知ることで
完全とは言えないまでも、
その人のことを多少なりとも、
理解できるようになります。

歴史を知ると理解できるようになる

その人を知るためには、
その人の歴史を知ることが
重要なのだろうと思います。

この「歴史を知る」ということは、
相手を理解するために役立つだけでなく、
自分自身の理解にも役立ちます。

自分自身の歴史を振り返ってみれば
なぜ、自分が、今の考え方、行動を
自然と行うようになってきたのか、
その原点というようなことが
わかってきますね。

自分の原点というものを、
あらためて知ることで、
自分をこれからどうしていくか?
その点について、あらためて
考えていくことが出来ます。

自分の歴史を改めて振り返る

大げさに言えば、
「自分というのはいったい何者なのか?」
そんな問いかけをしたときに、
自分自身で、明確な答えがあるようなら
わりと自分自身のことを
良く理解しているということです。

自分自身のことを理解できていれば
これからも、世の中を、たくましく、
生きていくことができそうです。

逆に、
「自分っていったいなんだろう?
自分のことがよくわからない…。」
という感じだと、
これからの厳しい世の中を
「たくましく生きる」というのは
すこし難しいのかもしれませんね。

ともあれ、その人の歴史を知ることは
その人を理解することをしやすくする。
それは、間違いないようです。

 

ムッシュスカラー

 

PS:今日は人の歴史について書いてみましたが、これは、人だけでなく、世界でも、国でも、同じことです。世界の歴史、日本の歴史を勉強することは、世界を理解する、日本を理解することにつながります。歴史を知らないで、今の状況だけを見ていると、何が何だか、さっぱりわかりません。若い時の自分がまさにそうでした。なので、今更ですが、がんばって歴史を勉強中です。

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