同じ行動で違う結果を望む

空

同じ行動をしていて
違う結果を望むことを
狂気という。

たしか,アインシュタインの
言葉だったと思います。
初めてこの言葉を見たときに,
「おおっ!すごい。」
って思いました。

何がすごいって,
ここまではっきりと
現実を表している言葉は
そうそうないんじゃないかと
思ったからですね。

現実を表す強い言葉です

「狂気」という言葉が
強い言葉なので
特にそう思ったのでしょうね。

私たちが日常
普通にやっていることを
「狂気だ」と切って捨てる,
なかなか言えることではありません。

でも,確かに真実だなと思います。
同じ行動からは
同じ結果しか出てきません。

同じ行動なら同じ結果

もちろん,前提条件や
とりまく環境が変われば
行動自体が同じで
違う結果が出てくることもあります。

しかし,前提条件や,
環境条件が同じならば,
同じ行動をすれば
同じ結果が出てくる
これはあたりまえのことです。

同じ行動を繰り返しながら
違う結果を期待するのは
たしかに正気とは言えない
そういうことなんでしょうね。

ただ,少し補足するとすれば
毎回,同じ行動のように見えても
その都度,なんらかの改善が
そこに加えられている,

毎回同じに見えても違うことがある

そうであるなら,
同じに見える行動を
繰り返しやっているなかでも
あるレベルに達した時点で
これまでとは違った結果が
得られる可能性があります。

もちろん,この場合は,
実は,毎回,同じ行動を
繰り返しているわけではありません。

最初に行った行動と
2回目に行った行動は
すでに違ったものになっています。
1回目の結果をふまえて
2回目を改善しているからですね。

スポーツで,何度も何度も
同じような動作を
繰り返す練習があります。

これも,実際には,
その都度,微調整しながら
もっとも最適な動作を
習得するのが目的です。

毎回,微調整をしながら繰り返す

それを考えずに,
微調整をせずに
単純に動作を繰り返しているだけなら
それは無駄な練習ということになります。

それでは,上達というのは
なかなか望めない,
そういうことになりますね。

スポーツでも,
その他の芸術などでも
おそらくすべての行動で
そうだと思いますが
レベルの高い人というのは
練習で,さらには本番でも
常に向上することを意識しています。

この方法よりももっといい方法はないか?
この動作は,こう変えたらいいか?
このスタイルよりはこっちのスタイルがいいか?
本当に考えています。
そして実際に試しています。

常に現状にとどまっていない
常に向上するために
試行錯誤を繰り返している
そんな感じです。

試行錯誤を繰り返しています

昨日の自分と
今日の自分は同じではない。
明日の自分はもっと変わる。
そんなイメージでしょうか?

昨日までと同じ行動を
今日も明日も明後日も
その次も繰り返す。
そういう毎日なら
何も進歩はないですよね。

ちょっとした日々の行動で
変えてみたらどうかなと思ったら
実際に変えてみる。
試してみる。

だめだったら,
元に戻せばいいだけです。
しかも,やってみたことで
「こうやったらだめだ」という
貴重な経験,知識が得られますね。
とってもお得です。

なので,やっぱり
やってみたらいいですよね。

 

ムッシュスカラー

 

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