人生の砂時計

街の空

今日,通勤途中で聞いた話の中に
とっても気になる話がありました。
まあ,気になるというより
まさにその通り,という感じの話です。

それは何かというと,
砂時計のお話なんです。

砂時計ってご存知ですよね。
ガラスで上と下に
部屋があって,
間が細くなっていて
中に砂がはいっている
あれです。

砂時計ってご存知ですね

その砂が上から下に
落ちるスピードが調整されていて
1分計とか3分計とかありますね。
よくカップラーメンを
作るときに,使いませんでしたか?
一種のタイマーですよね。

で,その砂時計の話というのは
こんな話です。

人間の一生の時間というのが
砂時計で見えたら
人というのは,もっと
人生をしっかりと生きるんじゃないか?
そういう話なんです。
ただ,それだけです。

人の一生の砂時計

そう,ただ,それだけの
話だったんですが
妙に心にひっかかりました。

「そうだよなあ,確かに
そう考えた方がいいよなあ。」
私はそう思いました。

まあ,要するに時間を大切に
ということなんです。
でも,この話が,なぜ,
そんなに引っかかったか
それはこんなことを思ったからです。

砂時計のイメージ

砂時計を目の前にイメージして
思いつくことはいくつもあります。

そのなかで,
砂が落ちていくこと
下に落ちた砂は上には戻らない,

これが
「後戻りができない」
「過去には戻れない」
「時間は常に一方通行だ」
それが強烈なイメージとして
私の場合は出てきました。

それと,「止まらない」ということですね。
砂が落ちること自体は
ずっと続いていきます。
砂の落下は止まることはありません。

「時間は止まらない,
常に過去から未来に向かって
ノンストップで動いている。」

過去から未来へノンストップ

そして,もちろん,
「砂の量が有限であること」
「砂は必ず最後にはなくなる」
ということですね。

こういう特徴は,
砂時計が,時計として
タイマーとして
適している理由です。

そして,こういう特徴は
人生をもっと真剣に考えるうえで
とってもためになるものだと
私は思いました。

自分の人生の時間の砂時計が
もし目の前にあったとしたら,
私は,どれくらい人生を
しっかりと生きようとするでしょうか?

目の前に人生の砂時計があったら

少なくとも今よりは
真剣に生きると思います。

一方で,人生全体の時間がわかる
ということは,
ある意味,「自分の余命は何日」
ということを知らされるわけです。

これは,とっても厳しいです。
普通の精神状態では受け入れられない
そんな気もします。

病気で余命3か月と言われて
平気でいられる人が
ほとんどいないように
「人生の最後の日がこの日だ」
と言われて
平気でいられる人は
おそらくほとんどいないと思います。

人生最後の日を知りたいですか?

人生の最後の日というのは
自分ではっきりとはわからないからこそ
人というのは,落ち着いて
毎日が生活できているのかも
しれませんね。

このあたりは,とっても
悩ましい問題です。
そして,誰もが
同じように抱えている問題です。
ただ,正面から見るか?
見ないようにしているか?
それだけの違いです。

もし,自分の人生の砂時計が
目の前にあったら
あなたなら,どうしますか?

あなたならどうしますか?

その砂時計をしっかりと見つめて
最後の日まで自分のやるべきことを
しっかりと実行できる
そう思われますか?

あるいは,そんな砂時計見たくない。
自分の人生の最後の日なんて
知りたくもない,
そう思われますか?

私の知る限り,これまで
自分が人生の先生だと思えた人たちは
砂時計をしっかりと見つめていた
そんな人たちのような気がします。

気がするというのは,
もちろん確かめたことがないからです。
人生の砂時計なんて話を
したこともないからですね。

人生の先生は砂時計を見つめていた

でも,話の中で,
自分が死んだら,そのあとは
こうなっているように
今からやっていくんだ

そういう話は
よくお聞きしたような気がします。
自分の人生なんですが
ある意味,自分だけの人生ではない,
そんな感じです。

自分の周りの人たち
みんなのことを考えて
みんながうまくいくようにする。

そのために自分が
どうやって生きるのが
最も良いのか?
自分の人生の価値があるのか?

そんなことを考えて
自分の人生を生きている
そう思える人たちです。
そうそうはいらっしゃいませんけどね。

自分としては,
なかなかそういう人達のようには
生きられないかもしれません。
でも,少なくとも
そういう生き方があるというのは
知っているので,
少しでも近づけたらいいなと思います。

あなたはどう思われますか?

 

ムッシュスカラー

 

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