自己投資

先が見えないときに
何をしてよいのかがわからなくなる
そんなことはありませんか?

というか、それは普通のことですよね。
そんな時に、どんなことをしますか?

ただ、ぼーっと時間が過ぎるのを待ちますか?
それとも、わあ、何かしないといけない
そう思って、ジタバタしますか?

わたしの場合は、後者ですね。
きっと貧乏性なんでしょうね。
ぼーっとしている時間が
あんまり好きではなくて
後から、「あの時間がもったいなかった」
なんて思ってしまうことが多いです。

他の人から言わせれば、
「そうやってぼーっとしている時間も
それはそれで大切なんですよ。
積極的な休憩時間と考えればいいですよ。」
というようなことなんでしょうね。

ようやく、最近になって、
それはそうかもしれないな、
と思うようになりました。
(かなり遅いですが…。)

私自身、若い時は、
いわゆるワーカホリックでしたね。
常に睡眠不足の状態で、
日常を過ごしてました。

ですから、ちょっと気を抜くと
眠くて眠くて仕方がない。
起きているか寝ているかわからない、
そんなウトウトしている間に
あっという間に、
1時間とか2時間とか過ぎている。
そんなことがよくありました。

そういう時も、
ものすごく後悔してましたね。
それなら、ぐっと睡眠をとって
それからスッキリとした頭で
仕事なり、勉強なりに取り組めば
いいじゃないかということです。

「7つの習慣」に出てくる
木こりの話と一緒ですね。
(原著を確認する時間がなかったので
まちがっているかもしれません。)

木こりが、切れ味の悪い斧で
一生懸命、木を切ろうとしている
だからなかなか進まない。
他の人から、
「そんなに切れ味が悪いなら
まず、よく刃を研げばいい。
そうすれば、切れ味がよくなって
早く木が切れるようになる。
結果的に、仕事が早くすすむよ。」
と教えてもらうわけです。

でも、木こりは、
「忙しくて刃を研ぐ時間なんてないよ。」
と答えるというような話ですね。

これって、改めて言われてみれば
そりゃあそうだよな、と
何の疑いもなく受け入れられることなのです。

ですが、多くの人の実際の仕事の状態は
常にこれに近い状態ですよね。

「いや、自分は違う」と思ったあなた、
本当にそうならすごいですが
たいていの人は、多かれ少なかれ
心当たりがあるんではないでしょうか?

こういう「刃を研ぐ」という作業は
最初に、そのための時間が消費されるため、
一見、効率を下げるように見えます。
なので、なかなか実行されにくいですね。

でも、実際には、この時間は重要です。
すばらしい仕事をしている人は
例外なく「刃を研ぐ」ことをしています。

これはある意味、
自分に対する投資と言えますね。
最初に使った時間は、
何となく無駄のように見えますが
そののち、「刃を研ぐ」ことに
使った時間のおかげで
何倍もの時間がもたらされることになります。

先行投資をした結果、
大きな利益が得られるという状態です。

「刃を研ぐ」時間を設定して実行した場合と
「刃を研ぐ」ことをしなかった場合を比べてみれば
その差ははっきりとわかるはずです。

ただ、現実には、そういう比較は出来ないので
なかなか、実感することが難しいんですよね。
だから、実行もされにくい、そんな話です。

さて、自己投資、刃を研ぐこと
あなたはどのくらい実行されていますか?

 

ムッシュスカラー

 

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